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企業が採用時に重視することは?

就労移行支援事業所では、就労に必要なスキルを訓練していますが、企業が最も重要視するスキルは何だと思いますか?

 

一般社団法人 日本経済団体連合会が毎年実施している「新卒採用に関するアンケート調査」の2016年の結果では、選考時に重視する要素は 12 年連続で「コミュニケーション能力」が第1位だったそうです。また、学業成績について、「かなり重視した」または「やや重視した」と回答した企業の 割合は 44.6%だったそうです。

なぜ、企業は「成績優秀な人」よりも「コミュニケーション能力が高い人」を採用したいのでしょうか?

 

さらぽれでは、働き続けるためには3つの力(ちから)が必要だと考えます。

まずは、安定した勤務ができるための『体力』です。

多くの企業は月~金の週5日間、朝9:00~夕方5:00が勤務時間となります。なので、週35時間は働く体力が必要です。(但し、精神の手帳を持っている場合は週20時間の勤務からでもOKとする会社もあります)

そして、採用されると担当業務が決まります。その任された業務で成果を出すためには『業務能力』が必要です。どんな業務能力が必要なのかは任された業務によって異なりますが、さらぽれでは、事務系の業務に関する力をつける訓練をしています。

 

あれ?『体力』も『業務能力』も『コミュニケーション能力』とは関係ない???

 

そうです。『体力』と『業務能力』だけでは、企業で働き続けることはできません。

なので、さらぽれでは、3つめの力=『協働力』を身に付ける訓練を重視しています。

 

企業では、いろいろな年代や役割の人が協力して働いています。

多くの人と協力して働くためには、コミュニケーション能力が不可欠です。
では、コミュニケーション能力が高いとは、具体的にはどのようなことができることなのでしょうか?

 

まず1つ目は、上司の指示をきちんと聞くことができるということ。

毎日休まず出勤し、パソコンスキルを使いこなすことができても、仕事の指示を正確に理解できなければ、任された業務で正しい成果を出すことはできません。

2つ目は、判らないことを質問できる(訊く)ということ。判らないままでは失敗に繋がります。

3つ目は、仕事の進み具合や結果を報告できるということ。任された仕事が終わった時に報告するだけでなく、悩んだり困っている時に、早めに相談できるということ。

職場で求められるコミュニケーションとは、楽しい話をして場を盛り上げるようなことではありません。

仕事に必要な情報を、正確にやり取りできることが求められているのです。

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