秋葉原、月1プログラム ~食べ方眠り方を変えてみよう~
7月から始まった「月1プログラム」も2回目を迎えました
全員で参加しディスカッションするプログラムを用意することで、訓練や就労へのモチベーション向上を目的として開始しています。
月1プログラムは大きく4つのテーマがあります
① セルフコントロール
② コミュニケーション
③ 人生の先輩から学ぶ
④ 右脳活性化による新体験
第二回はセルフコントロールをテーマに「食べ方眠り方を変えてみよう」
ほとんどの利用者さんが最初に悩むのは生活リズムを整えることです。
眠りが不規則だったり、日中の集中力を欠いてしまったり、リズムを整えることが大事なのはわかっていても、なかなかうまくいかない方が多いのです。
バランスよく食べたほうがいいとはわかっていても、どのようにすればバランスが取れるのか分からない。
そこで、5色でそろえる栄養バランスの考え方を紹介しました。
外食をしたときも、買ってきたお弁当でも、足りない色を意識して補うだけでバランスが整うのです
また脳が安心する食べ方として、食べる時間とメンタルケアと睡眠管理必要なセロトニンの取り方を紹介しました。セロトニンは体では作れないので、トリプトファンとして取りこむ必要があります。そこでおすすめしたのが朝食にバナナを加えることでした。トリプトファンと糖質、ビタミンB6が手軽にとれる食材がバナナなのです。
眠り方については、体内時計と光の仕組みを解説しました。
目覚めた時間に目から光を入れることで体内時計がリセットされ、その日の夜の睡眠への準備が始まっていきますが、眠るための準備も整えるために徐々に光から遠ざかるヒントをお知らせしました。
ディスカッションでは、日ごろの食生活の悩みや睡眠の悩みをお互いに話し合うことで、ヒントをもらったり、アドバイスをしあったりしていました。
普段の訓練では話さない人たちと話し合うことで、利用者さんからも「他の人の悩みがきけてよかった。生活リズムを整えるといっても何をどうしていいかわかっていませんでした。今回のプログラムでその理由や原因も学ぶことができたので良かったです」という感想が語られました。
パソコンの画面越しというハードルも気にならず、回を重ねるごとにコミュニケーションスキルも上がり、参加者の満足度が上がっているように思います。
今後も月1プログラムを通じて、利用者さん同士のディスカッションの場をつくることで、人生の方向性の選択肢を増やすお手伝いをしていきます
ご自身にあった働き方で生き生きと働けるように、そんな利用者さんの未来に向けて、心からのエールを送ります。