職業指導員が利用者さんと接する際に大切にしていること
我々、横浜事業所の職業指導員が利用者さんと接する際に大切にしていることがあります。
それは、先入観を取り除いて、話を聴くことです。
先入観とは「思い込み」のこと。
私たちはついつい、
見た目や態度、相手の雰囲気などから、
しっかりと話を聞く前に、
- 「この人はこう思っている」
- 「きっとこんな考えをしてるだろう」
- 「同僚や上司がこう言っていたなぁ」
と決めつけて接してしまうことがあります。
けれど、
先入観を持ったまま話を聴いてしまっては、相手の心は開いてくれません。
映画館は映画が上映される前に、コマーシャルがありますよね?
あるときそのコマーシャルに「血液型の歌」が流れました。
ブブー・スリーという豚が3匹現れて、
血液型について1分程歌っているのですが、
これがとても興味深いんです。
日本の3割はO型らしいのですが、
アフリカや南米はほとんどの人がO型。
日本の4割はA型で、ヨーロッパはほぼA型らしいのです。
血液型占いが流行るのは日本だけと言われていますが
「自分を知る」ための1つのツールとして使うのは大賛成です。
けれど、
あいつはB型だから…とひとくくりにしては、
本来見えるはずのものも見えなくなってしまいます。
利用者さんと話をするとき、
頭の中にある先入観を置いて、
あるがままに話を聴くよう心掛けています。
そうすることで、
相手の心の奥にある
心のクセや悩みが見えてきますし、
信頼関係をより深く築くことができるように感じています。
友人や同僚、先輩、上司などと関わる際に
先入観は一度横に置いて話を聴く、をはじめてみませんか。