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就労マイルストーン

横浜事業所

2019.12.17

就労マイルストーン

はじめまして。横浜事業所訓練生のM.M.です。

20196月にさら就労塾に入所して、はや半年。

今回は、基礎コースでの訓練を振り返り、私が感じたことをまとめたいと思います。

 

「もう無理だ。私がここで訓練するのは早すぎた」

基礎コースの訓練2日目を終えた私は暗澹たる気持ちになっていました。

 

開始早々、同期の訓練生達のPCスキルやスピード、積極性に圧倒されて、自分がとても劣っているように感じたのです。

 

訓練終了後、職員に泣きつきながら面談の日程を取り付け、後日面談をしました。

 

職員の方との面談では「人と比較する必要はない」、「自分のやるべきことに集中すればいい」というアドバイスをもらいました。不思議な話ですが、それまで私は人との比較ばかりしていて、「OfficeソフトやPCのスキルを身に着ける」という入所目的のひとつが頭から抜け落ちていたのです。

 

その日からはできる限り人と比較をせず(それでも課題の完了スピードなど多少気になりましたが)、淡々と自分のやるべきことや課題に意識を向け、集中することで訓練を続けていくことができました。

 

私はグループでの活動に特に苦手意識を持っていましたが、ビジネス基礎研修を受けるようになってから、徐々に自分の意見を伝えることができるようになり、共同作業も苦ではなくなってきました。

 

こちらは企業人としての研修ではありますが、特に印象に残っているのは、他の訓練生と一緒にペーパータワーを作成したことです。どのように作っていくかをメンバーと話し合い、不得手な作業はカバーし合って、当初の予定より高いタワーを作ることができ嬉しかったです。

 

入所当初から私が懸念していたことのひとつに、基礎コースの集大成として行われるグループ活動がありました。とはいえ、この活動が行われる頃にはグループワークに苦手意識はなくなっていたので、大きな不安はありませんでした。

 

私たち6月生は企業訪問を行い、冊子にまとめる活動をしました。アポイントメントを自ら取ったり、普段はなかなか見ることのできない企業の裏側を拝見したことも。企業の担当者や当事者の方からは、とても勉強になるお話を伺うこともでき、貴重な経験をたくさんさせていただきました。

 

もちろん良かったことばかりではなく、スケジュールに追われたりミスもありました。ですが、無事に冊子という形にできたこと、この6月生のメンバーで、誰も欠けることなく完走できたことが何にも代えがたい思い出となりました。

 

そんな4か月の訓練を経て、ときに基礎コースのことを懐かしみながら、現在私は就職準備コースで業務に取り組んでいます。日々の連絡事項をメールで配信したり、事業所の設備を管理する業務などを行っています。先日は成果発表会で運営業務に携わることができ、改めて自分の課題も浮き彫りになりました。

 

訓練のスピードとしてはゆっくりとした歩みかもしれませんが、一歩一歩着実に業務能力やセルフケア能力を身につけ、就労というマイルストーンへ到達したいと思っています。