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さらぽれ卒業にあたって

さらぽれ卒業にあたって

こんにちは。さら就労塾/池袋、訓練生のDSです。
この度、就職が決まりましたので初めてブログ記事を書かせていただくことになりました。
『さらぽれ』には、昨年6月から通い始めて、約1年2ヶ月間お世話になりました。
 
■『さらぽれ』体験・基礎
昨年6月から体験で、池袋事業所へ通所を始めました。体験期間中はタイピング、WordとExcelの実力確認の他に手先を使った作業に取り組みました。私自身、手先を使った作業に苦手意識を感じていました。体験ではカッターを使って細かく裁断する作業に取り組みました。苦手意識が強かったので、逃げたい気持ちの方が強かったです。
体験での通所後、基礎コース7月生として受講を開始しました。基礎コースではタイピング、PCの基本操作の他にWordやExcelを使った文章や表作成、Excelでは関数を詳しく学びました。また、WordやExcelの他にPowerPointを使ったプレゼン資料の作成、そしてプレゼンテーションを行いました。PowerPointを使ったプレゼンテーションでは、人前で発表するので、準備の段階から緊張していたことを覚えています。グループ活動では、次期基礎コース訓練生のためにExcel課題を作成しました。7月生の訓練生とコミュニケーションを取りながらスケジュールを組むことが多く、提出納期に間に合うかどうか不安の方が大きかったです。
 
ビジネス基礎研修も、PC訓練のときと同じくらい勉強になりました。
研修では企業の成り立ちや組織についてだけではなく、就職していく中で必要となるマナー、コミュニケーションの取り方などを教わりました。
私自身、人とのコミュニケーションをとることだけではなく、メモの取り方や報告・連絡・相談をすることが苦手でした。ビジネス基礎研修を受講していく中で、メモの取り方や報告・連絡・相談の方法などを学ぶことで、自分自身の経験に繋がりました。
 
■就職準備
基礎コースを卒業して、昨年の11月から就職準備コースを受講しました。就職準備コースでの最初の業務は、お弁当注文・集金/配膳の業務でした。私は、家族以外に電話をかけることが苦手でした。そのため、最初の業務でお弁当注文の担当になったとき「自分にできるのか」「注文の締切時間が決まっているけど、訓練開始前に通所することができるのか」という不安がありました。業務は先輩の訓練生に教えていただきながら訓練に取り組むことができました。また、業務担当が決まってから、基礎コースのときに通所していた頃の時間よりも早めに通所しようと思っていました。業務担当が決まって最初の頃は、早く起きることができなかった時期もありました。今では、家族以外に電話をかけることに対して抵抗感もなくなり『さらぽれ』の開所時間に合わせて通所することができるようになりました。
 
他にも消耗品の在庫確認や環境美化の業務、連絡事項メールの配信業務などに取り組みました。消耗品の在庫確認の業務は、最初の頃は一日で確認を全て終わらせると勘違いしてしまい、日にちを跨いで確認するときはどうしようか迷い、気持ちが焦ってしまいました。職員の方に確認して「日にちを跨いでも良いから、正確に確認していきましょう」と教えていただいてからは、落ち着いて焦ることもなく業務に取り組めました。また、正確性を重視していく中で、自分の中で「どのように工夫していけばいいのか」というのも身につけることができました。
 
環境美化の業務では、月に一度、担当業務を決めるための会議が行われます。会議では、自分が議長になって進行していくことに苦手意識を感じていました。そのため、緊張して時間内に終わらせることができなかったです。最初の頃は苦手意識を感じていましたが、回数を重ねていくことで、自分の中で経験を積んでいこうと思えるようになりました。
連絡事項メールの配信業務は、最初の頃は苦手意識が強かったです。何故なら、私自身、ビジネスメールが一番苦手なうえに経験が少なかったからです。最初の頃は、誤字脱字の回数が多かったです。訓練を重ねていく中で、どのような点を注意しなければいけないのかということに気づくことができました。今では、誤字脱字の回数を減らすことができ、ビジネスメールに対して苦手意識を減らすことができました。
 
■在宅訓練・就職活動
今年の4月から新型コロナウイルスの影響により『さらぽれ』でも在宅訓練が導入されました。テレビでもテレワーク、リモートワークといった単語は聞いたことがありました。
ですが、詳細については理解していなかったので『さらぽれ』で導入された際は、慣れるのかどうか不安でした。理由は、環境の変化の変化に敏感になるだけではなく、季節の変わり目の時期になると体調面に影響が出てしまうからです。実際に、在宅訓練期間中と通所訓練が再開されてから体調面に影響が出てしまいました。
 
1回目の通所訓練再開後に就職活動が始まり、企業実習に参加しました。
企業実習中に、自分の中で課題を発見することができました。企業実習で発見した課題を中心に『さらぽれ』で訓練をしました。企業実習後は、企業実習で発見した課題に取り組む中で、在宅訓練と並行しながら就職活動に入りました。私は、就職活動に入る際「就職活動に入るのは、まだ早いなぁ…」と思っていました。しかし、職員の方に相談したら「就職活動に入っても良い段階に来ている」と後押ししていただきました。職員の方に後押ししていただいてからは、就職活動に対して前向きに考えるようになりました。
面接練習をするときだけではなく、普段のコミュニケーションでも要点をまとめて簡潔に発言することが苦手でした。ZOOMでの面接練習をする際、職員の方とフィードバックを重ねていきました。
 
私自身、面接当日までの期間、職員の方とZOOMでの面接練習をする度に緊張していたのが記憶に新しいです。面接練習の回数を重ねていくごとに一次面接、二次面接…だんだん近づくにつれて緊張の度合いが大きくなっていきました。
就職が決まってからは「就職が決まった」という喜びと「『さらぽれ』を卒業するんだ」という寂しい気持ちが半分半分な気分でした。現在は、卒業する日が近づけば近づくほど寂しい気持ちの方が大きいです。
 
『さらぽれ』を卒業することは寂しいですが、就職することへの一歩を踏み出すということを考えると必要な通過点でした。
私に限らず『一歩』を踏み出すということは、すごく勇気がいることだと思います。
私も『さらぽれ』に通ってから「誰かに支えていただいていることで、自分は勇気を踏み出すことができる」ということに気づくことができました。
『さらぽれ』で過ごした約1年2ヶ月間は、すごく貴重な経験だったうえに充実した時間でした。

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