桜が咲き、いよいよ、春らしくなってきました。
私もついにこの春でさらぽれを卒業し、就職することになりました。
まずは、1年半もの間、私を支えてくれた職員さんや訓練生、卒業生に感謝を述べたいと思います。今までありがとうございました。
私は大学院を卒業後、保険会社に就職し、業務中に精神疾患を発病しました。
当時は、「どうしてこれからという時に、こんな目に遭うんだ」と自分の身に起こった不幸を恨みました。
会社を退職した後も、悶々とした日々を過ごし、将来への見通しも立てることができずに、ただただ、時間ばかりが過ぎていきました。
そんな無気力だった私を再び、就労できる状況にもっていくことができたのは、さらぽれがあったからです。
ただし、さらぽれに通所した当初は、勤怠が安定せず、休みがちで、決して順調な職業訓練生活ではありませんでした。何度も「もうだめかも」と諦めかけたこともあります。
それでも、たった一度の人生を有意義なものにしたいとの思いから、できることから始めました。
まずは、半日の通所から始め、慣れてきたら、通所時間を延ばしました。
その後、区役所や社会福祉協議会、企業の実習にも参加し、就職活動ができるまでになりました。
就職活動は割と順調でした。数社の応募で、あるコンサルティング会社からご縁があり、内定をいただきました。
このブログを読んでくださった訓練生の中で、もしも、私のように訓練や就職活動に行き詰っても、決して諦めないでください。どんな障害を持っていても、誰にでも、社会で活躍できる可能性はあります。
自分の可能性を信じてください。
私自身、来週から新しい場所で新しいスタートを切ります。この先も、悩むこと、苦しい事、辛いことは何度もあると思います。しかし、自分を信じて前向きに仕事をしようと思います。
最後に、皆様のご健勝をお祈りしております。