受け入れる事が回復につながる
こんにちは。さら就労塾池袋事業所訓練生のTです。
この度就職が決まりましたので、さら就労塾を卒業することになりました。
私は今年の3月からさらぽれに通い始めました。
【通所のきっかけ】
今まで一般枠で就労してきた私は「障害者手帳」を受給することや、「障害者雇用」で就労する事を直ぐに受け入れる事が出来ませんでした。
精神科の主治医の提案で「さらぽれに行ってこらん」との言葉に戸惑いもありましたが、今まで主治医の提案を全て受け入れて、良い方向に進んでいるという実感があったので、早い段階で体験通所をして決める事ができました。
実際に通い始めてどうだったのかを振り返ってみます!!
【基礎コース】
基礎コースの3か月間は私にとってはとても意味のある貴重な時間でした。
私はインプット出来てもアウトプットすることがとても苦手で、発言することの多い「ビジネス基礎研修」の前日は憂鬱でした。
回を重ねるうちに段々と慣れてきて「失敗してもいいから挑戦してみよう」と気持ちを切り替える事ができ講義も楽しかったです。
また、初めて実施するPowerPointのプレゼン発表会も緊張はしたものの、自分の好きな事をアピール出来るチャンスだったので、とても楽しくて良い経験になりました。
今まで社会経験が長かった私ですが、「報告・連絡・相談」をしっかり出来ず失敗も多くありました。
基礎コースでも「報告・連絡・相談」の訓練を徹底的にさせていただき少しずつ身についてきました。
【職場想定トレーニングコース】
「職場トレーニングコース」に入ってからは実際の企業で働く感覚で、定常業務や非定常業務を実施することで、自分の強みや弱みが明確になり目標設定もしっかり行えるようになりました。
自分の特性も具体化され、苦手な事は職員と相談して積極的に実践するようになり、1日の訓練内容を毎朝一緒に確認していただくことで不安もなくなり自信にも繋がりました。
メモをとっても何処に何を書いたかわからなくなると相談すると「自作メモ帳」を作ってみてはとの提案で作成して活用することで、とてもわかりやすく良かったです。
また、熱中しやすく頑張りすぎてしまい急に体調を崩すことが多いので「肩の力を抜いて頑張りすぎない努力する」を心がけて、適宜休息を取りながら訓練に取り組みました。
【就職活動】
「就職活動」については、私の諸事情もあり当初予定していた期間より大幅に前倒しになりました。
途中在宅訓練に切り替わったり、コロナの影響で面接が延期になったり二転三転ありましたが職員の方々の支援があり、その後スムーズに就活も進めることができました。
面接練習や履歴書などの添削も入念にしていただき、学ぶ事も多くありました。
就職が決まったのも自分一人の力ではなく、周りの方々の理解と支えがあっての結果だと思い感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだ「自分がやらなければ」と頑張ってしまう傾向があるので、さらぽれでの訓練を活かし、自分の特性を常に意識しながら一人で抱え込まず周りに相談しながら仕事が出来ればと思います。
さらぽれで訓練した7か月は私にとって宝物です。
職員の皆さん、訓練生の皆さん、本当に有難うございました!!