在宅訓練中の思案
この度、年始からの緊急事態宣言発令に伴い、2度目の在宅訓練に取り組んでいます。
そこで起きた悩みと模索していることを書いていきたいと思います。
ひとりで集中できない
私は現在主に自宅の個室で訓練を行っています。そのため、苦手な作業が負担になったとき人の目を気にすることなく、すぐ物理的に気を逸らすことができてしまいます。しかもそれを自分の気が済むまで延々とできてしまうのです。普段生活している環境で、自主的に律することはとても気力を使うのだと感じました。
そこで、自宅内の家族がいるリビングで訓練を行ってみることにしました。周りに人がいることが監視となり、ひとりで行うときよりも緊張し、集中して訓練を行うことができました。しかし、自分の調子が悪いときは家族の声や物音が負担になり、逆に気が散ってしまうこともあるので体調を見極めることが必要だと思いました。
エンジンがかかるのが遅くなる
普段生活している空間で作業を行うため、気持ちの入れ替えが上手くいっていないのか、昼頃になってやっと集中力が高まっていきます。通所訓練のときは、外出準備のために早起きをし、また強制的に外出することによって緊張するため、「これから訓練を行う」とスイッチが入った状態で訓練開始しているのだと実感しました。
気分転換が難しい
在宅訓練で家にこもることが多くなり、得る情報に偏りが出てきます。通所することで普段とは違う音や匂いや景色や会話など多くの情報を得、それが良くも悪くも刺激となり気分転換になっているのだと思いました。
前述のエンジンがかかりにくいのも気分転換に関わっていると思います。現在も空気の入れ替え・環境音を聞く・ラジオを聞く・ストレッチなどを行っていますが、その他、ルーティーンで朝の散歩・ラジオ体操などを出来ると気分が大きく変わるかもしれないと思いました。
最後に、在宅訓練で良かったことです。
時間と体力に余裕ができる
移動時間がないので、体力と時間に余裕ができ、それを自分の好きなことに使えます。趣味の時間を設けられることで、ささやかでも一日の満足感を得ることができ、日々の活性化に繋がると感じます。
在宅訓練という状況の中でこそ実感できるものもあると思うので、こういうときこそ感じた不調なども活かし自己理解の糧としたいです。