訓練生のブログblog

「正しい自分の愛し方」

「正しい自分の愛し方」

こんにちは、無事に就労が決まり、「さら就労塾/下北沢」を卒業する事になったKです。
さら就労塾に通うことで自己肯定感を高める事が出来て、自分に自信を持つ事ができ、感謝しています。
さら就労塾に通った期間としては7ヶ月程ですが、通う前から長い年月をかけて私なりの努力をしてきました。
 
当記事では障害を抱えている方に向けて、今後の参考になるように書きました。
あくまでも私の分析結果ですが、当事者の考えとして一部でも心に留めてもらえたら嬉しいです。
 
 
はじめに
さら就労塾に通うきっかけは、今の自分が「何処まで出来るか」が分からなかったからです。
紹介された就労移行支援は他にも幾つか有りましたが、自宅から通いやすく、訓練内容が実践的で業務能力が身につき、何よりも他と比べて一人一人の能力を育てる力に特化しており、自主性を大切にしていると感じたことが決め手でした。
私は9月生という形で訓練を開始しました。
一緒に訓練を始める事になる同期の存在は就労移行支援としては珍しく、メンバー同士でのやり取りが前向きに通所するモチベーションになったと強く感じています。
授業形式で仕事の基礎を学び、グループワークやビジネス基礎研修を通じて、企業で働く上での「報告」、「連絡」、「相談」を徹底的に教え込まれ、自身の障害特性を理解するなど、日々の生活を楽しく有意義に送ることができました。
特に挨拶などのコミュニケーションは日々の訓練を通して習慣化する事ができました。
 
グループワークでは、実際の業務に近い形で仕事を分担し、みんなと協力して「下北沢のグルメマップ」を完成させることができました。
仕事の分担には進捗状況を分かりやすくするためにExcelで共有ファイルを作るなど、しっかりとした土台が大切だと実感しました。
完成した冊子を面接でもポートフォリオ(自身の作品集)として提出できたので評価に繋がったと思います。
 
 
実績作りとして
これも就労移行支援に通う理由の一つにもなりますが毎日を安定して通所できるという事は大きな実績になります。
上記で自分が「何処まで出来るか」分からなかったと書きましたが、それと同様に目に見える実績が無いと自分が「出来る」と相手に説明をしても説得力としては乏しくなってしまいます。
障害者雇用を目指す場合は安定した生活ができていて、働ける状態にある事を採用担当者に伝えられるかが大事です。
 
訓練自体は厳しい部分も有りましたが、さら就労塾に通う事は実績になり、採用担当者からの強力な評価ポイントの一つになったと思います。
通う事に疑問を感じたり、社会全体への不安から精神状態が悪くなったりする事もありました。
しかし、そんな時に自身の行いを迷うよりも、「先ずは実績として今後の役に立つので続ける」という事が成長に繋がりました。
 
 
自身の能力
タイピング速度は集中すればWPM500に迫る事も可能です。
これは一般的な平均値を大きく越えますが日常的に昔からパソコンを触ってきた結果だと思います。
唐突ですが、私は日本のゲーム大会で優勝したり、数々の実績を残していたりします。
自身の強みとして、動作性やコミュニケーション能力、ムードメーカーとしての立ち回りは他に負けない部分として考えています。
趣味の創作活動では色々なソフトの使用経験が有り、イベント等を通じて、沢山の人と触れ合う事で人脈も作る事が出来ました。
これらの事を何故に言ったのかというと、私は自信が無く、長期的なストレスにより今までに強い虚無を感じていたからです。
なので、上記の事は強みだったはずなのに多くの時間を無駄にしてきたという思いが強く、精神的に塞ぎ込んでいました。
 
 
長く苦しんでいた事
自分自身はPTSD(心的外傷後ストレス障害)という病にかかっています。
普段は明るく、他に負担をかけないようにしていましたが、過去のストレスが要因で、中々自分に自信が持てず、調子が悪くなる日々を繰り返していました。
PTSDは心の後遺症と言われており治療は難しく、自分の場合は薬が効かないために、認知行動療法など、気持ちを前向きにする為の行動や記憶の上書きが必要でした。
今は症状が収まり、寛解をした状態になったと言えるとは思います。
しかしながら、自分にとっての寛解とは思い出さないように辛い記憶を封印する事であり、辛い記憶を克服して乗り越えたとは違うと思っています。
自分自身は今まで真正面から病と戦いすぎていたのだと感じています、敵が強ければ、戦わなくたって良い、逃げるというコマンドがある事を忘れてはいけません。
最終的に諦めなければ見えてくる世界があると思います。
今では何もしなかった時間ですら、自分の精神状態を保つには必要な事だったと感じています。
 
 
相性と運
今回、私が採用されたのは相性と運が良かったからだと思っています。
自分が一番に相応しいと思う求人を見つける事が出来たのも偶々ですし、掲載時期を考えれば見過ごす可能性は高かったと思います。
相性に関しても自分はパッションに溢れている凸型で、万能な人間では無く、幸せなことに偶然にも、企業理念とマッチングした結果です。
これらの事から、就職活動とは焦る必要性は無く、長期的な計画で続けるという冷静さが必要なのだと感じました。
自分が今まで失敗してきたのも冷静さを欠いてきたからであり、障害者雇用を目指す方々には同じミスをして欲しくはありません。
持っている武器というのは人それぞれであり、他人の意見は参考にしても良いですが自分で探さなければ痛い目を見る事になります。
 
 
コロナ禍について
今はコロナ禍という事もあり、障害者雇用だけでは無くて社会的に不安の波が広がっていると思います。
しかしながら、悪いことだけでは無いと私は考えています。
例えばですが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、在宅勤務の導入が進み、古い会社組織に革命を与えたと感じています。
これからは在宅勤務という仕事の形態は標準になってくる可能性は高く、障害者雇用に新しい変化が起こっています。
 
 
最後に
私の経験から感じることは自分を好きになれなければ幸せになる事は難しいという事です。
他人に見栄を張ること無く、ありのままの自分にこそ価値があります。
これからも基本を忘れずに、辛くなったら、訓練を共にしてきた仲間や職員の皆様を思い出していこうと思います。
本当にありがとうございました。

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