さらぽれの在宅訓練と就労支援方針
「就労はさせてもらうものではなく、自らが決意をかため、機会をつくり行動することによって実現するものである」
この一文はさらぽれ全体の就労支援方針として掲げられている一文です。
「自分自身で積極的に活動することでやっと就労に耐えうる実力に到達するのかな?」
というのが入所して4か月後にこの文を見た執筆者自身の印象でした。
申し遅れました。私は下北沢事業所の訓練生R/Mと申します。
2021年の1月にさらぽれに入所し現在は就職準備コースにて日々訓練に明け暮れています。
本題に移りますと、投稿日は「まん延防止等重点措置」が敷かれており、さらぽれでは原則通所での訓練を行っております。
少し遡り、先日第三回目の宣言が解除された緊急事態宣言下ではさらぽれは在宅訓練を推奨していて、執筆者は実際に5月初めから6月20日まで在宅訓練中心の訓練を行っておりました。
ではどのような訓練を行っていたのかと言いますと・・・
端的に述べるのなら[オンラインでも可能な実務及び訓練]の[全て]です。
・・・驚くかもしれませんが実務に訓練してみるとオンラインでできる物が結構な数ありました。
勿論現場でしかできない仕事
(例)
・掲示物を印刷して掲示する作業
・訓練生各々に対する交通費の仕分け作業
・清掃業務
などもありますが多くの実務がオンラインで行われています。
執筆者が担当した在宅訓練での実務と言いますと
①メール配信業務
__朝礼に参加できなかった(遅刻・全休など)訓練生向けに朝礼で上がった報告をメールに記入して配信し、告知する。
②PDFファイルのExcelファイル化
__PDFファイルの資料をExcelファイルで再現して記入できるようにする。
③呼び出しボタンの告知POPの作成
__来客者向けのを新装置を実装するにあたっての告知用のポップを作成。
他にもTwitterの告知分の作成や掲示カレンダーのデータ作成etc…様々な実務を経験させていただきました。
このように多くの業務を担当させていただいての感想ですが
「ムズカシイ」の一言でして…
特に
“報連相の取り方”
については四苦八苦した記憶があります。
何故、”報連相の取り方”について難しさを感じたかというと、
「業務の性質が違ってくると求められる報連相も同様に異なってくるので業務毎に”自分自身の判断”が必要」
なのです。
先ほど提示した執筆者の三例にあてはめますと
①メール配信業務=(納期かなり短め・ビジネスメール)
=[正誤優先・やり取り少な目]やり取りの回数を極限まで減らしてスピードアップを図りたい
②PDFファイルのExcelファイル化=(納期長め・公文書)
=[正誤優先・やり取り少な目]お手本がありゴールは決まっているので職員さんの負担を減らすために正確にやる
③呼び出しボタンの告知POPの作成=(納期短め・創作物)
=[提案&相談優先・やり取り多め]創作物故に具体的なゴールは無いので、お互いの完成イメージを報連相でどんどん摺り寄せる必要がある
このように業務毎にもとめられる報連相の性質が異なるのです。
勿論、業務毎に報連相のやり方をあらかじめ伺う…という対策もありますが、
執筆者個人としては
「自分自身で考えて手間を減らしたい!」
と思いヒィヒィ言いながら日々実務をこなしていきました。
そんな思いを抱いて在宅訓練に明け暮れ、6月も下旬。
職員さんから
「報連相のタイミングや頻度に関してはかなり改善したね」とフィードバックを頂けるようになりました!
「成程、これが自分の意志で積極的に取り組んだ結果なのか!」
と少し成長した実感と同時に、
「報連相に関しても、自分で考えて仕事する事の一環であって頭を空っぽには出来ないな」
という自分の”甘え”を消し去る良いきっかけにもつながりました。
さて
「就労はさせてもらうものではなく、自らが決意をかため、機会をつくり行動することによって実現するものである」
冒頭に述べたこの就労支援方針を執筆者の体験を軸に語らせて頂きました。
このブログ文の提出納期を超過しそうな執筆者でも成長実感が得られる訓練の魅力
少しでも伝わればうれしく思います。