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さらぽれでの通所を振り返ってみて

さらぽれでの通所を振り返ってみて

さら就労塾池袋事業所訓練生のT.Yです。
この度、就職が決まりましたので、さらぽれ池袋を卒業することになりました。
 
私は2019年1月から体験利用を開始し、同年5月から正式利用となりましたが、体験利用の頃は安定して通所できる自信が全く無く、2週間に1度、午前中のみの通所から始めました。最初は通所することに緊張がありましたが、職員の方々からの親切な声掛けや丁寧な対応などもあり、3,4月頃から徐々に通所に慣れていき、利用日数・時間ともに増え、段々と通所することが楽しくなってきました。5月に体験利用からプレ基礎利用になりました。結局、利用日数が4日になったのは、6月の最終週のことでしたが、今となっては意外と利用日数を増やせたなと思いました。
 
体験・プレ基礎時に取り組んだ作業は、プレ基礎カリキュラムに沿ったもので、パソコン作業ではWordを使用しての文章入力や見本のあるポスター、チラシ作成などを行い、Excelを使用してのデータ入力や見本のある表、文書作成などを行いました。事務補助作業ではテプラや折り紙建築、封筒作成やペーパークラフトなどのはさみやカッターを使用しての作業を行いました。特にペーパークラフトではおみくじや金色のブタの作成が難しく、完成させるまでに1日かかってしまい、プレ基礎のカリキュラムではこのペーパークラフトが特に大変だったという印象があります。
 
7月からは基礎コース7月生となり、4ヶ月間、基礎コースを受講しました。基礎コースを受講するにあたって不安だったのが安定して通所できるかということです。というのも、私自身、暑いというだけで不安感が強くなり、体調を崩しやすくなるので、週4日間、欠席せず通所できるか心配でした。基礎コース開始後は私自身の「休むと学ぶことが遅れる」との意識もあり、結果的には4ヶ月間の内、体調不良で休んだのは3日と連日の欠席が無く通所することができました。基礎コースではWordやExcelを学びましたが、体験やプレ基礎時に課題をいくつか取り組んでいたので、詰まってしまうという事は少なかったです。しかし、PowerPointのプレゼンテーションには苦労しました。「誰かに紹介したい事」をテーマに資料作成を取り組みましたが中々、考えがまとまらず、また、人前で発表するというプレッシャーから食欲不振になる、吐き気がするなど暑さの影響もあり、日を追うごとに体調が悪く、緊張感が強くなっていきました。プレゼンテーションをした時は今までにないくらい自分の中でのおかしさがありましたが、同時に目は生き生きとしていたのを覚えています。基礎コースではビジネス基礎研修も気が重かったです。社会人としてのマナーや報告・連絡・相談など基本的なスキルを身に付けることやチームで意見を出し合って研修を進めるなど、今まで行った事が無い事ばかりだったからです。また、私自身、人との関わり合いが少なく、コミュニケーションへの不安があり、研修を受講して、話を聞いて思う事が少ないので、自分の意見を出すことが思うようにできませんでした。そのため、グループ活動も徐々に気が重くなっていきました。
 
11月からは就職準備コースに移行しました。就職準備コースになってからは定常業務というものがあり、初めは慣れませんでしたが、マニュアルを読み、職員の方々や引き継いでくれた訓練生の方々に業務を教えてもらい、素早く正確にできるようになりました。最初は交通費精算だけでしたが、出席率算出入力、環境美化など、毎月のように取り組む業務が増えていきました。環境美化などチームで行う業務はできるだろうかと思いましたが、実際にはあまり問題なく業務を進めることができました。定常業務は、後に新しい訓練生に引き継ぎましたが、相手に分かりやすく説明することや声をかけるタイミングなどが難しく、人に教える事の大変さを少し理解した気がします。
 
2020年3,4月頃から就職活動を始めようと思いましたが新型ウイルスの蔓延により、緊急事態宣言が発令されたので、在宅での訓練を余儀なくされました。在宅期間中は家で訓練を行うので、自己管理をすることが難しく、集中力が切れてしまう事が多かったです。例えば、Excelで出された課題ですが、事業所で取り組めば1週間程度で終わりそうなものが1か月かかってしまったという覚えがあります。在宅期間中は私には家で業務を行うのは向いていないと思いました。在宅訓練中は職員の方と面談を毎日のように行い、今日は何をするかのタスク管理や困った時の相談などをメールで取り組みました。これらの事は通所訓練に戻ってからも、続けて取り組みました。私は特に自分自身の意見や考えがまとまらず、困った時に職員の方への相談(自己発信)がうまくいきませんでしたが、訓練を通じてできるようになりました。
 
通所後は履歴書などの作成に取り組み結局、就職活動を開始できたのは8,9月頃の事でした。面接時に質問された事を相手に分かりやすく説明できるように何度も練習を行いました。また、実習面談会にも積極的に参加し、面接の数を多くするようにして、実習を取り付けたこともありました。しかし、中々、自分の事を相手に分かりやすく説明するのは難しく更に、私は元々、自己アピールをすることが苦手なので、面接もそうですが、書類選考で落とされてしまう事が多々、ありました。なので、さらぽれ池袋職員の方々だけでなく、ハローワークの職員の方々とも応募書類の志望動機や自己PR、面接時の自己アピールを徹底的に相談しました。それでも、思うような結果は得られず、2021年になり、利用期間も2年が経過しました。そんな時に紹介された企業へ実習をしたところ、今までの苦労が嘘のようにあっさりと内定をもらう事ができました。正直、自分でも驚いています。
 
ここまで、長々と思い出話になりましたが、私は2年2か月さらぽれを利用しました。
それまでに、職員の方々などから様々な事でお世話になりました。職員の方々の親切な対応が無ければ、私は通所を続けられなかったかもしれません。とても感謝しています。
就職活動は大変ですが、利用期間を超えるようになっても諦めないでください。

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