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【さらぽれで得た変化】

池袋事業所

2021.07.13

【さらぽれで得た変化】

さら就労塾池袋事業所訓練生のYです。
この度就職が決まりましたので、さらぽれに通い自分にどのような変化があったのか書かせていただきます。
 
まずは生活リズムです。
さらぽれに通所する以前、私は長期間生活リズムが乱れていたため、体験当初は週2日来所するのもしんどく辛かったことを覚えています。
しかし、基礎コースから就職準備コースへと数か月通所を続けていくうち少しずつ生活リズムも整っていき、月に1,2度休むことがありながらも今では週5日通えるようになりました。
 
次に自分への不安です。
就職準備コースに入ってからも私はとにかく自分に自信がなく、就労に不安がありました。そのため、もしこのまま就労できても、これらの気持ちが強くてはまたすぐに働けなくなってしまうと思いました。
そこで職員さんとの面談などを重ねるうち、企業実習に参加することでこれらを軽減できないかと考えるようになりました。
私は未知のことに対する不安が強く、参加することに及び腰になっていましたが、職員さんが声を掛けて背中を押してくださいました。
そうして実習に参加したところ、訓練ではなく「会社」で数日間実務を経験することで、働くことのイメージを掴めました。また、現場の方からフィードバックをいただくことで「自分もできるかもしれない」と自信を持つことができました。
これが大きなきっかけとなり、普段からも少しずつ周囲の評価を自分の自信として受け止められるようになっていったように思います。
 
次に自分の気持ちの機微についてです。
さらぽれに通うにあたって、私は「何を変えたらいいかは分からないが、この辛い状態を何か変えたい」と考えていました。
私は、普段自分のことを話したいと思わず、自分がどう感じたかなどをないがしろにするところがあります。
しかし、さらぽれではせっかく話を聞いてもらえる環境なのだからと、たどたどしく時間がかかっても、面談では自分の気持ちを深堀りしてお話しすることを意識していました。ひとりではなあなあにしてしまう行為を意識的にすることで、何かを変えられないかと思ったからです。
結果、なぜ辛い気持ちになるかや、困った事態に陥るのか、原因を探る良い機会になりました。職員さんが傾聴してくださることによって頭の中が整理され、課題点や問題点が浮き彫りになりました。
自分のことなのに新たな発見がたくさんあり、現在は自分の気持ちにも少し敏感になれてきたような気がします。
 
そして一番の変化は、「人は自分と向き合ってくれるのだ」という実感を得たことです。
さらぽれでは、職員のみなさんが前向きな言葉をくれ、どんな相談でも真摯に聞いて受け止めてくださいました。
これが私には大きな経験で、心境の変化をもたらしました。私はこれまで人に相談すること、人と向き合うことを諦め、様々なことを一人きりで解決しなくてはならないと思っていたからです。
このことは、今後もコミュニケーションの礎として大切にし、折に触れて思い出していきたいことのひとつです。
「何を変えたらいいか分からない」状態からでも私が少しずつ変わっていけたのは
職員の方々のこのような接し方のおかげだと思います。とても感謝しています。ありがとうございます。
 
以上が主だったもので、他にもさらぽれに通うことで様々な変化を得ました。
就職活動は、体調や経歴、状況など、抱えているものがみなさんそれぞれで、各々のタイミングが重要なものだと思います。自分の時間が許す限り、変に焦らずじっくり向き合い、自分自身を見極めていくことが大切なのではないかと思いました。
みなさんのご多幸をお祈りいたします。