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さら就労塾での訓練の振り返り

さら就労塾での訓練の振り返り

さら就労塾横浜事所訓練生のYOです。

この度就職が決まりましたので、さら就労塾横浜事業所で行った訓練と自分自身の変化についてお話ししたいと思います。長い話になってしまいますが、最後まで目を通していただけたら幸いです。

 

私がさらぽれに通うことになった経緯についてお話いたします。

昨年の4月のコロナ禍による緊急事態宣言のため、その時勤めていた職場が4月から自宅待機となりました。6月には職場が事業縮小することが決まり、事業の方向性を変えたため、9月末までの雇止めを言い渡されました。

 

雇用状況が大変悪化しているとのことで、前職の人事の担当者から他社への転職活動を勧められました。コロナ禍による就職状況の厳しさを身をもって実感したことで、外部の環境が変化しても就労が続けられるよう、対応できる業務の幅を広げたいと考えるようになりました。

 

【勉強になったこと】

昨年の8月に基礎コース8月生として、さら就労塾での訓練が本格的に始まりました。今までの就労先では、wordexcelは限定的な範囲での使用経験のみで、powerpointはほとんど使用した経験がありませんでした。パソコンスキルには自信がなかったので、不明点を職員の方々に気兼ねなく質問できる環境はとてもありがたいと感じました。

 

基礎コースの最後に行ったグループ活動では、一つのテーマに沿って調べたことを冊子にまとめました。外部へのインタビューでは、先方から貴重な話を聞く機会があり、とても勉強になりました。また、限られた時間の中で互いに協力し、一つのことをやり遂げたという達成感がありました。

 

ビジネス基礎研修では、職場での立ち居振る舞いやビジネスでのメールのマナーなど、ビジネスマナーを基礎から学びました。私は今まで自分が他者からどのように見られているかという意識が希薄で、小学校高学年まで両親が思うように躾を行うことができない状態が長く続いていました。通常より人間関係に関する基本的なマナーを知る機会が遅くなってしまったことで、その先々で周囲との関係に影響を及ぼしてしまうことがしばしばありました。

訓練の中で自己分析を繰り返し、自分の立ち居振る舞いを改善していくことが、就労に限らずとても重要だと感じるようなりました。

 

さら就労塾では個別支援計画を3ヶ月に一度行っています。個別支援計画面談では、職員の方々と相談しながら事前に立てた計画案の内容を修正し、今後の訓練の内容を決めていました。個人的に自分のこと客観的に振り返ることは難しかったので、職員の方々のフィードバックを手掛かりとし、今後に取り組むべき課題をはっきりさせ、日々の訓練に採り入れていきました。

 

【苦労したこと】

昨年の12月に基礎コースを修了し、就職準備コースに移る段階で緊急事態宣言のため、事業所内の訓練が在宅訓練に切り替わってしまいました。事業所での定常業務の引継ぎを受ける機会が大幅に遅れてしまったことで、業務を行うタイミングが掴めず、大きな混乱がありました。

 

通所が再開してからは、本格的に定常業務を行うことになりました。業務の流れを把握し、滞りなく業務を進めるために、職員の方々にはその都度フィードバックをいただきました。

また、業務上起こった問題の解決のために、報告や相談を行う習慣が身に付くまでには、数ヶ月かかりました。

 

【工夫したこと】

私が特に苦手としていることはスケジュール管理と報連相です。自分の行う業務の終了時間を決め、毎朝teamsで発信しています。そのようにすることで、業務の優先順位を把握しやすくなり、各業務の終了時間を意識して訓練に取り組むようになりました。

また、電話対応を行った経験がほとんどないため電話を取ることに苦手意識がありました。そのため、電話メモを作成するなどの工夫を行い、対処法を考えました。様々な業務を経験することで、自分が苦手な分野について知る機会になりました。

 

基礎コースから就職準備コースに移ってから、事業所内での業務を行う際に、さらに多くの課題が見つかりました。職員の方々のフィードバックを参考にしながら、その時の自分の考えや行動について振り返りを行うことで、自己理解を深めることができました。一つ一つのミスの原因を分析することで、どのような状況でミスを起こしやすいのかが分かってきました。自分のミスの傾向を知ることで、具体的な改善策が見つかることもありました。

 

【就職活動について】

今年の4月に就職活動を始める段階になった頃に、事業所の職員の方から実習に行くことを提案されました。最初の実習では、取ったメモを活用することと、ミスをした時の謝罪のタイミングについて、フィードバックをいただきました。ミスをした時に無意識に状況説明から始めてしまう癖があることが分かったので、二つ目の実習先では、謝罪を先に行うことを意識して業務に取り組みました。その結果ミスに対する対応の仕方を評価され、採用へとつながりました。

 

さら就労塾横浜事業所には、12ヶ月間通所しました。

私はさらぽれに通い始めた当初から多くの課題を抱えていました。2年間の通所期間内に就職が決まるのかとても焦っていました。そのような状態の私に対して、事業所の職員の方々は親身になって相談に乗ってくださり、叱咤激励していただきました。

また、事業所内の訓練生の皆様とは、互いに協力しながら業務に取り組みました。今までの就労先では一人で行う仕事が多かったのですが、事業所で業務を通して他者との関わり方を知ることのできた貴重な体験でした。

 

最後になりましたが、今まで支えて下さった職員の方々、訓練生の皆様には大変感謝しております。ありがとうございました。訓練生の皆様のご健闘を心よりお祈りいたします。

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