〈コミュニケーションは苦手だけど、人が好きなのかもしれない〉
はじめまして。さらぽれに通っているHです。
読みづらいところもあるかもしれませんが、楽しんで書いたので、是非最後までお付き合いください!
今回のブログのテーマですが、さらぽれでのグループ活動を通して私が考えた事を書こうと思います。
私達が取り組んだ事は、見学の方にご覧いただく為に、『さらぽれ・下北沢』の紹介動画を制作する事でした。
私は、人と関わる事について、とても苦手意識があったので、グループ活動に不安を感じていました。
不安がある上に全く興味のない事をやる事になると困ると思ったので、グループ活動のテーマを決める際に「動画制作をやりたいです」と提案してみました。
なぜ動画制作かというと、ゼロから何かを創り上げる事が好きなので、やりがいを持って取り組めるだろうと思ったからです。
そして戦々恐々としながら、一か月間のグループ活動が始まりました。
興味のある分野に持ち込めた為、アイデアを提案する事は苦ではなかったのですが、とても苦手だった事があります。
それは司会進行です。
職員さんの方針で、一週間に一回は司会をやる機会がありました。
リアルタイムで行われる複数人の会話をどうやって取りまとめていいのかわからず、後から自責の念に駆られていました。
この危機を脱したのは途中で職員さんが司会進行の大まかな手順を解説してくださったからです。
その解説を基に、基礎コースで習ったExcelで司会用のシートを会話の枠組みとして作る事で、話の流れを見失い辛くなり、今までよりも司会が楽しめるようになりました。
そうして会議を重ねていくと、自分のタスクを持つようになります。
無料の動画編集ソフトを使って各々作業を進めていたのですが、全員が始めて触るソフトだったので、私も作業が間に合うか心配でした。
しかし完成を想像できるようになってくると、こだわりたいところが増え、タスクが無駄に増えていきました。
そんな、納期が迫る後半の時期にふと気づいた事があります。
それは、「自分は意外と人と関わる事が好きなのかもしれない」という事です。
グループ活動を行っていると自分にはないキャラクターや考え方が面白くて刺激になったり、会議で何かが決まると達成感を感じたりしました。
基礎コースを通してある程度人となりを掴めていた事、そして、誰もが何かしらの生きづらさを抱えているという仲間意識もあり、そこまで大きなストレスを感じる事はありませんでした。
抱えていたタスクは、すべて自分でやらなくてはいけないと思っていましたが、助けを求めやすい雰囲気を皆さんが作ってくれた為、手の空いている方に助けを求める事が出来ました。
また、こだわりが良い方向に発揮されたのか、動画ソフトに詳しくなり、質問される事が増えました。
あまり頼られるという経験がなかったので、嬉しかったです。
人と関わる事が好きかもしれないと思えたのは、「自分の意見を尊重してくれている」と感じる事が出来たからだと思います。
私は発達障害ですが、発達障害だと日々の言動から信用してもらえなくなる事があります。
わかりやすくいうと「オオカミ少年」でしょうか。忘れ物を繰り返したり、衝動的な言動が多い為、いざ会議や仲間内で意見を言っても相手にされなくなります。
配慮のある環境の有難さを感じました。
納期ギリギリでしたが、なんとか間に合わせる事もでき、納得のいく仕上がりになりました。
もし、ここに通うかどうか迷っている方がいらっしゃったら、さらぽれ下北沢事業所に足を運び、是非私たちの作った動画を観ていただきたいです。
お世話になった方々に感謝を込めて。