「約1年間通所して経験した事」
さら就労塾池袋事業所訓練生のNと申します。
この度、就職が決まりさら就労塾池袋事業所を卒業する運びとなりました。
そこで約1年間通所して経験した事を振り返ろうと思います。
私はこの事業所で2つの事を学び経験することができました。
1点目は企業で働く姿勢・マナーについてです。
私は今まで自営業を営んでいて、いわゆる会社勤めを経験したことはありませんでした。
自分のペースで仕事ができる環境であり、この事は自分にとって不安要素で就職活動においてもマイナス要因になると考えていました。そのため通所を決めた時にまずしっかりとビジネスマナーを身に付けたいと思っていました。
こちらでは、最初の基礎コースで報連相を意識する事や今まで独学だったビジネスメールなど1から教えていただき、就職準備コースではその実践をしていき、おかげさまでその目的は達成できたと感じています。
2点目は、自己理解が深まった事です。
自分は障がいが発症したことに抵抗感を感じていました。
そのため一般雇用の就労を目指すか、障がい特性をオープンにする障がい者雇用にするか通所後も暫く悩んでいました。
しかし、事業所の職員さんがその悩みを親身に聞いてくださり、自身の生活プラン・希望する労働条件を一緒に見直してくれ、時には客観的意見を伝えてくれるなどたくさんサポートして頂きました。
また、主治医にも意見を求めて参考にしました。
今後の長い人生の中で多くの時間を占める仕事に何を優先すべきか家族とも話し合い「無理をせず働き続けられること」を優先し、障がい者雇用の方向に進む事にしました。
この事は就職活動はもちろん、物事に対する自身の考え方・捉え方にも影響したなと感じています。
今までだったら、「自分でどうにかする」、「どうにかしなきゃいけない」といった気持ちが強かったですが、事業所での環境が少し力を抜いて周りに頼りながらでもいいんだなと思えるようにしてくれました。
最後に、なんでも新しい事を始めるのはとても勇気がいる事です。
自分は訓練期間中せっかくサポートしてもらえる環境にいるなら、今までならしてこなかったやり方も試してみようと意識してみました。
試してやっぱり合わないなと感じたらやめればいいわけですし。
小さい事でもそういった取り組み方が経験として自分の中で蓄積され、今後新しいことを始める時の後押しになってくれると感じています。
事業所の職員さん方には本当にたくさんのサポートしていただき就職にたどり着けた事、大変感謝しております。
また、共に訓練期間を過ごした訓練生の皆さんにも大変お世話になりました。
皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
ありがとうございました。