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「卒業の日に」

下北沢事業所

2022.04.06

「卒業の日に」

こんにちは。下北沢事業所訓練生のFです。
職員さん方のお力添えもあり、この度無事就職先が決まりました。ブログ担当2回目にしてこれが最後の投稿となってしまいますが、今回は通所の期間で実感したことを書かせて頂きたいと思います。 
  
自己分析の大事さを知る
これまで私は3社障害枠で就労経験があり、自分の障害特性についてはある程度分かっているつもりでした。しかし、訓練や職場体験実習を通して、新たに自分の特性が2つ分かりました。
1つ目は報連相がうまく出来なかったことです。具体的にはどこまで共有すればよいのか悩んでしまう、相手が忙しそうにしているとためらってしまうというものです。
2つ目は、作業手順や職場内のルールが細かく決められているところでは、障害特性上プレッシャーになってしまうことです。些細なことでも間違いを指摘されるので、「絶対にミスをしたらいけない」と考えるあまり緊張が解けないまま作業することもありました。
いずれも訓練を通じて対処法を身に着けていったのですが、3社障害枠で勤務しても気が付けなかった特性に気が付くことが出来、私は自己分析の大事さを改めて感じました。
 
どんなに状況が悪くても焦らないこと
訓練が就職準備コースに移行した後、9月から就職活動を始めました。いざ始めたはいいものの、いくら履歴書を送ってもいい返事がもらえない。面談会や面接に進んだは良くても次の段階に進めない…。さらには、時節柄実習や選考が中断・延期されることも多く、東日本大震災から日が浅かった新卒の時以上に先が見えない就職活動だったように思います。一時は「焦りが顔に出ている」と職員さんや友人たちに心配されるような精神状態にまで陥り、体調まで崩したこともありました。
体調が戻った後は、焦っても仕方がないと考え方を変え、自分のペースで就職活動をやっていくと決めました。自分の状況を知る友人たちには、時に危機感が無いと厳しい言葉を言われながらも、「まぁなんとかなるじゃろ~(※地元広島の方言です)」という気持ちで就職活動に取り組みました。
焦りは禁物。うまくいかないからと焦って私のように具合まで悪くしては元も子もありません。「急いては事を仕損じる」とはよく言ったものです。
  
「もうダメだと思わない限り、チャンスというのは案外その辺に転がっている」。これは私が大学時代お世話になった恩師の言葉です。現状にめげず動き続ければきっとチャンスが来ることと思います。今通所されている皆さん、これから通所を考えている皆さんが良い就職先とご縁がありますよう、心よりお祈り申し上げます。