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さらぽれで過ごした1年間

横浜事業所

2022.06.29

さらぽれで過ごした1年間

私は20216月にさらぽれに入所しました。今まで一般枠で就労していましたが、周囲よりヌケモレが多くてよく注意されたり、同じ失敗を繰り返すといった困り感を痛感したため1年で退職しました。しばらく静養した後、主治医の勧めで障がい者雇用として働くことにしました。就労支援センターからの紹介でさらぽれ通所に至りました。

 

最初の約2か月間は基礎コースで活動しました。何をやるのか不安に感じていましたが、たくさん刺激があって有意義な時間でした。パソコンの学習だけでなく、グループワークなど仲間と頻繁に意見交換する機会があって、「今日はどんなことをやるんだろう」と毎日楽しかったです。私は人前で意見を話すことを今まで避けていましたが、「わかりません」でもOKですと言ってくださったので、安心して発言でき、自己成長が出来ました。

 

就職準備コースに移り、様々な定常業務を経験しました。同時進行が苦手であったため、就職活動期間は業務量を減らしていただきましたが、苦手だった報連相、イレギュラー対応の訓練に繋がり、大きく成長することが出来ました。就職準備コースに移ってからの取り組みで、私はフィードバック表の記録をつけていました。日々の訓練で職員から注意されたりフィードバックを受けた際は、エクセル表に都度まとめていきました。フィードバック内容を書いて落ち込むのではなく、次は改善しようと努力することで、自己成長に繋がりました。自分の事を客観視できない課題があったので、このフィードバック表で自分の現状をしっかり把握でき、オープン就労で働きたいと方向性を固められました。応募書類の作成や面接の際にもすごく役に立ちました。

 

職員の皆様へ。皆様のおかげで「6月までに内定を取る」目標を達成する事が出来ました。さらぽれに通わず自助努力で就職していたら、就職先が合わず転職を繰り返すはめになったかも知れません。たくさんご迷惑をおかけしてしまいましたが、何度も背中を押してもらってようやくここまで来れました。本当にありがとうございました。今後は「就職先で安心して長く働く」ことが出来るように精進したいと思います。

 

訓練生の皆様へ。私が就職活動でもっとも苦労したのは、面接練習でした。昔から自己紹介をしたり面接を受けることが苦手だったため、企業に応募するのが億劫でした。「慣れ」で克服する人もいると思いますが、私は回数を重ねてもダメでした。なぜ面接が苦手なのか?と考えた時に、私の中のネガティブな感情が邪魔していたんだと気づきました。無意識のうちに「答えられなかったらどうしよう」「いいこと言わなきゃ」と面接の結果ばかりを考えていたのです。そうではなく、「この質問は自信をもって答えてみよう」「ここを頑張ってみよう」と目の前の事に意識を向けることで、面接練習の苦手意識がかなり払拭出来ました。また、面接は「見られている」のではなく、「自分を見せる」場所です。回答が出てこない質問が来たら「少しお時間をください」と言うことも可能です。最後になりましたが、自分に合った企業を見つけるためには、自己分析で自分の現状を知ることが大切であると学びました。自己分析に時間をかけ、悔いなく過ごしてベストな企業を見つけてください。