卒業にあたって
お久しぶりです、訓練生のHです。
卒業にあたり、ブログを執筆させて頂きます。
【さらぽれに通う前】
私は大学生の頃に発達障害と気分障害が判明しましたが、1年間障害を明かさずに事務職として働き、退職しました。環境が合わなかったことや、『障害者』であることに必要以上に負い目を感じてしまい、助けを求められなかったことが原因です。また、薬が嫌いすぎて自己判断で抗不安薬を断薬してしまったので、今考えると体調も万全とは言えなかったと思います。
元々ポジティブな性格だと思っているのですが、さらぽれに通い始めた当初は自信が持てず、「どうせ嫌われるので引きこもって働きたいです」と宣っていました。
【さらぽれに通って】
さらぽれの職員さんは私が意見を言っても否定から入ることはなく、障害に関わらず人として尊重して下さいました。自分の経験や意見を話して下さることも多く、人となりをお互いにわかっている安心感がありました。また、訓練生の方はそれぞれ得手不得手があり、相互扶助し合える心地よさを感じました。
さらに、条件や工夫次第で障害特性が改善したり、自分ではできないと思っていたことが意外と向いていると気付くこともあり、自信に繋がりました。
【就職活動で感じたこと】
障害者枠での就職活動は初めてだったので、自分にどんな配慮が必要なのか全くわからなかったのですが、自信を取り戻すことでどうしてもできないこともわかってきました。
さらぽれの職員さんは基本的には出来ることを増やそうと、挑戦を応援して下さることが多いですが、どうしても出来ないことについてはしっかりと配慮して下さいます。配慮によって本来の力を発揮できる実感を得て、助けを求めることや障害者枠で働く罪悪感が減り、配慮事項も自信を持って伝えられるようになりました。
【最後に】
最終的には、ありがたいことに未経験で2社から内定を頂きました。実は大学生の頃から興味はあったのですが、自分にはできないと決めつけていた職業でした。未来のことはわかりませんが、すぐに出戻ることのないように、さらぽれで学んだ困りごとを相談することの大切さを胸に、精進していきたいと思います。
関わって下さった皆様、本当にありがとうございました。
皆さんの就職活動が実りあるものになりますよう、祈っています。