就労移行支援事業所 見学&体験記
就労移行支援事業所に入所をするかたは
入所の前に、まずは事業所に見学に行き、その後数日間の体験利用をしてから入所することをオススメします。
「ホームページを見れば事業所のことは分かるから、さっさと入所したいな」と考え、1か所見学するくらいで終わらせたいと思う人もいるかもしれませんが、
私は自分の経験から、見学も体験利用も、とても大切だと思っています。
その経験を今回はお話したいと思います。
私はまず、4つの事業所に見学に行きました。
みなさんもいくつかの事業所に見学に行けばそれだけで、事業所ごとに雰囲気が全く違うことに驚くと思います。
たとえば事業所の内装だけでも、実際のオフィスに近い事業所もあれば、オシャレなカフェのような事業所もあります。
スタッフと入所者の関係性も、ビジネスライクなところもあれば、先生と生徒のようなところもあります。
こういうことはホームページやパンフレットを読むだけでは分かりません。
また私は、就労移行支援というものがどういうもので、何をするのか
ネットを見ただけではよく分からなかったのですが、
いくつかの事業所に見学に行き、スタッフのかた達と話しているうちにその全体像をつかむことができました。
4か所見学した後、そのうちの2か所に体験利用に行くことにしました。
2か所の事業所に数日通って1番感じたのは、
「渋谷や新宿のような人の多い場所に毎日通うのは疲れてしまって、自分には難しい」ということでした。
「事業所と直接関係ないじゃん」と思われそうですし、実際その通りですが、これは実際に通ってみないと分からなかったことなので、体験利用があって助かりました。
最初に見学に行った4か所は騒がしい街の事業所ばかりだったので
比較的閑静な街にある事業所を2か所探しなおして、また見学と体験利用に行きました。
そのうちの1つが、現在通っているさら就労塾の下北沢事業所です。
最終的に事業所をどこにするのか決める決め手の1つになったのが
体験利用の時に感じた、他の入所者のかたのポジティブな雰囲気と、
スタッフのかたと入所者のかたとの距離感が、なんとなく自分に合っている気がしたことでした。
ホームページやパンフレットを見ただけでは分からない、見学や体験利用を通して感じた「雰囲気」や「なんとなく」の感覚が事業所を決める決め手の1つになったからこそ、
私は見学と体験利用は大切だと思っています。