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障害があっても就労を目指す

下北沢事業所

2022.12.05

障害があっても就労を目指す

この度、就労が決まりましたのでブログを書く機会をいただきました。訓練生のSです。
 
入所前は、私の能力的に訓練に付いていけるのかと心配でしたが、思い切って入所した結果、仕事に結び付きました。
 
さらぽれの訓練での私の様子は
【PC講座】
分からないところを聞いてばかりで、何が分からないのかも説明できないほどの状況でした。
そんな中、職員の方の指導は私を置いていきませんでした。
PCの知らなかった機能を毎日知ることができ、身についたことが多く、大変勉強になりました。
 
【ビジネス基礎研修】
一番印象的だったのは、注意されたことがあり、その際は職員の方とお話しする中でこの発言は不適切だと分かりました。
見過ごさず、理解できていない私に説明する時間を割いていただきました。
 
【就職準備コース】
導入課題、定常業務と事務での業務を知り、報連相が苦手といった苦手なことについて職員の方にアドバイスをいただいたりと仕事に向けて諦めず日々訓練に取り組みました。
  
私は当初、事務補助の仕事に就くことを考えていました。
しかし、職員の方と面談を重ねる中で自分が好きなお花に関われる仕事に就労が決まりました。適性的にも軽作業の方が良いと方向性を変えたのです。
さらぽれでは事務職以外の仕事に就く方もいます。
企業側に配慮していただきたい事項を伝えるため書類を作ったり、同行支援をしていただきました。
 
家の事情に体調を左右されてしまうことが多く、通所が安定せず、体調が悪いのを我慢して通所しても、途中で早退せざるをえない状況になった時は、帰りたくないのになぜこんなに体調が悪くなってしまうのかと悔しさが表情と声に出てしまい、周囲に心配をかけてしまったこともあったりと、体調を崩す中で色々なことがありました。
 
今、さらぽれの職員の方が保健師さんなど各方面と連携をとって下さり、就労時に私が仕事に専念できる環境を作っていくことにも尽力していただいています。
そのため、今回思い切って自分のしてみたかった仕事に就くことができました。
 
IPSプログラムという言葉を、職員の方に教えていただきました。
この取り組みの中に、
「本人が働きたいと希望した際は、迅速に就労支援サービスを提供する」という項目があります。
私は家の状況が落ち着くまでは体調の変動もあるのでさらぽれを卒業できないと思っていましたが、家のことは医療・福祉のサポートしてもらいながら
自分がやりたいこと=仕事をすることにしました。
  
さらぽれの職員の方々、同じ訓練生の方々との出会いがあり、この11ヶ月で私の状態は良い方向に大きく変わりました。
感謝しております。
 
「長く仕事を続ける事」を1番の目標に、定着支援を受けながら自分の人生に「働く」ということを取り入れていきたいと思います。