訓練生のブログblog

自分の障害の特性への理解

自分の障害の特性への理解

こんにちは、下北沢事業所訓練生のY.Tです。
この度就労が決まって卒業するにあたり、ブログを作成することになりました。
就労を目指す皆さんに向けて、事業所での訓練や就労活動での経験で私が得たもののうち、特に大きいと思ったことをお伝えしたいと思います。
  
私がさら就労塾の訓練生としての経験の中で得たものの中で、大きいと思っていることは、「様々な場面において頭の中で物事が整理できない」という言葉で自分の障害の特性を説明できるようになったことです。これからその過程を説明します。
まず、私は、「報連相の際、ぎこちなくなってスムーズにできない。」「作業のとき、急いだりのんびりしたりの差が激しいことから起こる焦りや気の緩みが、勘違い・見落とし・準備不足を生じさせる」といった問題点を訓練の経験の中で見つけました。
そこで、それらの問題点が生じるときの自分の状態を振り返って、自分の特性はどのようなものか考えると、次のように説明できると思いました。
・報連相時の問題→「言葉がうまく出てこないため不安になり、発言に消極的になる。」
・作業時の問題→「掛けられる時間と作業量や作業工程について頭の中で整理しつつ行うことが出来ず、実際の時間的制約に合った緊張感を持つことが出来ない。」
 
そして、「報連相用のシートに内容を書き出してから報連相を行う。」「作業時間、作業量、作業工程について、書き出して整理して、どこまでにどのくらいの時間をかけるかを大まかにでも決めてから作業する。」という、特性による問題の対処法にたどり着きました。さらに後に、どちらの対処法も書き出すという出力行為をすることによるものという共通点に気づきました。この気づきは、自分の障害特性を簡潔に説明する上でプラスになりました。
 
企業の方との面接に向けて、特性を説明する文言を作り、それを見直し、覚え、面接の練習をし、実際の面接に臨むということを繰り返すうちに、自分のこれらの特性は「様々な場面で頭の中で物事が整理できない」という言葉で説明できると気づきました。自分が伝えたいことや、作業する上で何をどこまでにすればいいのか掴むために必要な事柄といったものの整理を頭の中で出来ないことが、自分の障害による上記二つの特性の根幹だと理解したのです。
 就労を目指す皆さんには、面接に向けた準備の中で、自分の障害の特性のうちのいくつかをまとめて説明できる言葉はないかを一度は考えてみることをお勧めしたいです。そのような言葉があれば、障害の特性について面接の場での説明や、職場での周囲の理解を得ることがしやすくなり、新しい問題が生じたときの対処もしやすくなるからです。
 
 以上となります、皆さんの就労活動が豊かな経験になることを願っています。

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