1年半を振り返って

横浜事業所の訓練生Nです。就労が決まり、さらぽれを卒業して来月から仕事ということでさらぽれでのこれまでの1年半を振り返りたいと思います。私は発達障害でミスが多くあることと、マルチタスクが苦手なことが特徴です。また、体調管理が苦手で毎日通勤するのが難しい点がありました。そういった問題に対処している発達障害の専門の就労移行施設があると計画相談の方から聞き、体験してみてさらぽれを選びました。

 

振り返って思うのがどれだけ横浜事業所に迷惑をおかけしたかということです。私の問題は安定して職場に来られないということです。予定があっても平気で遅刻したり欠席したりする様は訓練生を含めた事業所の皆様には大変ご迷惑をおかけしたかと思います。

体調管理をうまくするため様々な試みをやっていただき、いろんな迷惑をおかけしました。

一週間のスケジュールを作っていただいたのに全然守れなかったり、業務をいただいたのに休んで遅くなってしまったり、モーニングコールをしていただいたにもかかわらず休んだり遅刻してしまったり、毎日生活管理表を付けていこうという話になったのに

週に1日分くらいしか付けなかったり、服薬管理で時間を記入していこうという話になったにもかかわらず、時間の記入がおろそかになったりしました。家に来て生活指導までしていただきました。これらの入念な対応によって１年半かけて生活リズムを整え、体調管理ができるようになりました。職員の方々には大変ご迷惑をおかけしました。

 

さらぽれの訓練でためになったことといえば、訓練を通じてミスの傾向が明らかになったことです。今まではミスを頻繁に起こしますが何が原因で、どんなタイミングでミスを犯すのかわかりませんでしたが、訓練を通じてどのような状況でミスを犯しやすいかわかるようになりました。このことは面接時に訓練での成功例として何度も話すことになったので良かったと思います。

 

就職活動においても問題児だったと思います。私は当初、自身の能力や経歴に自信があり、体調の問題がなければすぐ決まるはずだと思っていました。ですが、実際に蓋を開けてみたら、ほとんどが書類選考や一次試験ではねられる始末でした。体調とか関係なく自分の経歴に瑕疵があると思い、落ち込みました。また、私にはまっとうな履歴書や職務経歴書を書く力が不足しており、何度も志望動機を書き直すことになりました。

 

書類選考が通ったものの面接に問題があったのか、なかなか就職には結び付きませんでした。それでも諦めずに就職活動を続け、自己理解の学習や

多くの面接練習に付き合っていただいた結果、面接に自信が付きました。幾度もの面接の結果何とか就職をつかみ取ることができました。対応していただいた職員の方々には大変なご負担をおかけしましたが就職という結果が出てよかったです。

 

訓練生のみなさん、職員のみなさんには大変お世話になりました。来月から働く職場ではさらぽれで学んだ体調管理をしっかりと行い、最後まで働ききれるよう頑張りたいと思います。