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どうにもならないと思っていたことがどうにかなった話

下北沢事業所

2023.08.23

どうにもならないと思っていたことがどうにかなった話

こんにちは。この度就職が決まり、今月中に卒業することになったさら就労塾@ぽれぽれ下北沢の訓練生のYKです。卒業するにあたって、私がさら就労塾に来た経緯とさら就労塾に来てから変わったことを書きます。

さら就労塾に来た経緯は、通所する1年前、大学4年生の時、自分が3歳のころに広汎性発達障害だと診断されていたことがわかったことです。

わかった日から、自分の今までの人生を顧みて人間関係などでうまくいかなかったことを振り返ると、見事に障害特性に当てはまっていたことから、”自分の障害特性についても、障害特性がない普通の状態が何なのかもわからない今の状態で就職すると、心身を壊しかねない”と思い、卒業後すぐにさら就労塾に通所しました。

 

通所してみてわかったことは、事業所でまとめた自分の障害特性は通所する前の自分でもある程度わかっていたということです。しかしそれらの障害特性に対してそれぞれ対処法があり、仕事の現場で取り乱したり指示を間違えたりしないようにする方法やその訓練があるということなんて思いもよりませんでした。

また、通所する前にうまくいかなかったことをまとめ上げることはできても、”そうならないためにはどうすればよかったのか”にまで考えが及ぶなんて思いもよりませんでした。

 

通所することで自分が目に見えて劇的に変わったということはありませんでしたが、どうにもならないと思っていた自分の特性が少しだけどうにかなりました。

例として挙げられるのは、入所する前は、以前に失敗した経験を想起させるものや言葉、場所に触れるとすぐに過呼吸を起こし取り乱すほどでしたが、さら就労塾で障害特性の分析を行った結果、前ほどは取り乱さなくなりました。

また、報連相をする際に何を話そうとしたのか忘れるという障害特性がありましたが、報連相をする前に何について話すのかをノートにまとめることで忘れる頻度が少なくなりました。

 

今はさら就労塾の訓練生、職員の方々のご支援もあり内定を取り、就労が決まった私ですが、この時点を人生のゴールとせずにがんばりたいです。