さらぽれに通い始めて3か月
池袋事業所 訓練生のA.Yと申します。5月の連休明けからさらぽれに通い始め、3か月が経とうとしています。今日はいち訓練生の視点から通所し始めての様子をブログでお届けしたいと思います。
さらぽれ入所前は…
一般枠で大企業に5年以上就労していましたが、対人関係の問題で病状が悪化し今年の春に退職しました。もともと就労移行については知っており、在職中から不安定な時には就労移行から障害者雇用で就労したほうが良いのではないかと悩み続けていたので、退職を機に就労移行を利用することにしました。
通所先の検討
カラーの異なる事業所を数件見学、体験をし比較をしました。2年間毎日通う場所なので、距離、プログラム、雰囲気など…気になるポイントを項目化して比較しました。比較したときに最もバランスが良かったためさらぽれに決めました。
入所してすぐの様子
長い間身についていた前職の生活リズムをそののまま引き継げそうに思えたのですが、通所開始から少し経過して朝起きることが難しくなり、遅刻や欠席連絡で発信履歴がさらぽれで埋め尽くされていきました。前職を退職しなければよかった…という後悔もあり、病状が悪化してしまいました。
また前職では大部分の業務を自分で考え自分で重要な判断を下していかなければならなかったのですが、さらぽれでは反対に報連相をしっかりしていくことや発信し、チームで協力して取り組んでいく難しさの壁にもぶつかり、どんどん落ち込んでいきました。
よく練られているプログラムと体制
さらぽれでは、ひとつひとつのプログラムが良く考えられており、あるプログラムでは息抜きになり、あるプログラムでは自分の良いところを発見できるきっかけになりました。はじめは「あのプログラム楽しかったなぁ」という感想程度でしたが、次第に毎日の通所に良い変化が出てくるようになりました。
定期的な面談や、日報に記載した小さなことに対しても職員さんが気づいてヒアリングしてくださったおかげで、自分が今取り組むべき課題に目を背けず向き合うことができるようになってきました。今までは仕事でもプライベートでも、キャパオーバーになってから「どうしよう…」となってしまうことや、周囲に迷惑をかけてしまうことも多くありました。しかし、失敗を恐れずどんどん練習していくことで、キャパオーバーになる前に対応することに対して少しずつ抵抗がなくなり、また苦手だった報連相も取り組めるようになりました。
日報のコメントをいただくたびに、職員さんが持っておられる今までのキャリアからの経験談が私にとってはとても新鮮で多くのことを学ぶことができ、自分なりに応用してみようと思うことも多く教わっています。
良い方向への変化とこれから
最近、さらぽれの職員さんとさらぽれ外で支援してくださっている方との面談がありました。「あなたにはまだ就労移行は早いのでは…」と言われてしまうと不安でしたが、さらぽれを経て就労につながっていくための前向きな面談になりました。異なる職種の専門職の方から見た「私」はこう見えているのか…とも新たな発見になり、またよく見て下さっていることもわかりました。
この面談を通して、遅かった睡眠時間を早めていく、毎日の就寝/起床時間を日報に記載するなど、「目標の見える化」、また別の課題においては「目標の再設定」をしてハードルを下げることで、「(前は)できた」を「(今も)できる」に変える練習にもなっています。
「できる」を少しずつ積み重ねて、就労をはじめとした前向きな未来につなげていきたいです。