【リスタート】

こんにちは訓練生のHです。この度、就職が決まりましたのでさら就労塾を卒業します。
私は大学卒業後、２社で計６年間、一般企業の障害者雇用で就労してきましたが、仕事とのミスマッチが原因で退職することになりました。2社目は他の就労移行支援事業所に通所した後、入社しましたが上手く行きませんでした。
　
原因は自身の障害への理解不足と基礎的なビジネススキルが欠如しているからだと認識しました。2社目の社内ジョブコーチからいくつか就労移行支援事業所を紹介された中で、さら就労塾がありました。他の就労移行支援事業所とは違い、プログラム中心ではなく実務を通して訓練する場所だったので、学んだことから汎用性が利くと思って入所致しました。また、会社との採用ミスマッチを防ぐために企業実習を通して内定を取りたいと思い、その場合就労移行支援事業所を通した方がスムーズになるので、再度通所することにしました。
　
さら就労塾の訓練業務は一か月の業務の流れや業務のやり方などは今までの仕事の経験を元にすぐに覚えることは出来ましたが、イレギュラー対応や一つ一つの業務の所要時間の目安を図ってスケジュールを組むことに困難を感じることがありました。また、業務上での勝手な判断や思い込みから来るミスなどもありました。しかし、職員からその都度アドバイスを受けることで、スケジュール管理や他の人に確認するべきポイントを改善して自分の傾向を知ることが出来ました。
　
就職活動は最初、自己分析をしていないまま応募していました。衝動的に行動してしまう性格の為、自分がいいと思った求人に積極的に応募していましたが、自身の障害特性をまとめていないまま就活をしていたので、企業から落とされることが多かったです。また、内定をもらった企業もありましたが、中途半端な気持ちで受けていたので、辞退することもありました。しかし、職員と面談しながら自己分析をした結果、実習を通して自分が望んでいる企業に内定を頂きました。採用前実習を受けても、ミスマッチで不合格になることが続いたので、心が折れそうになりましたが、最後に内定を頂くことができました。
　
〈就職準備・就活に入る方へ〉
　事業所に通所している間は内定が取れるかどうか心配になり、焦る方もいらっしゃると思いますが、慎重に自己分析をした後に就職活動を行うことをお勧め致します。自分のことを理解せずに入社した後、仕事とのミスマッチが起こるよりかはいいと思います。また、実習を通して就活に進むことを推奨します。入社をしても自分が思っていた仕事内容と実際の仕事とのギャップに苦しまないようになるからです。これからさら就労塾の利用を考えている皆様、自分の経験が参考になって頂けたら幸いです。