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訓練を通じて分かった「自身の障害の配慮」

訓練を通じて分かった「自身の障害の配慮」

こんにちは、さら就労塾@ぽれぽれ下北沢事業所の訓練生Yと申します。

私は発達障害、主に自閉症スペクトラム障害と適応障害を持っています。

 

今回は「自身の障害の配慮事項」を、自分が働く企業に伝えることの重要さについて書きたいと思います。

 

私は過去に一般就労した際、仕事が長続きせず3ヶ月で心身ともに病んでしまい、辞職した経験があります。

その時、よく上司に「Y君は臨機応変さが足りなくて仕事ができない」といった叱責や嫌味をよく言われました。

辞職後、思い当たる所があり病院で検査を受けたら、自身に発達障害があることが分かった次第です。それからと言うもの、障害者就労を目指して就労することを目指し、自身の障害理解を深めるためにも就労移行支援事業所に通うことを決意しました。

 

そして今年6月から、さら就労塾に通い始め、障害者就労することを目指しています。そしてさら就労塾にいると職員より「企業に、自身の障害の具体的な配慮を知らせることが重要だ」とよく言われます。

しかし自閉症スペクトラム障害については説明が難しく、最初は難題だと思えました。

 

そんな中、訓練を通じて職員の方から「Y君の特性が見えてきた」と言われました。

具体的には、私の特性としては「ちゃんと事前に説明して指示したことについては仕事ができる。しかし、その事前の説明・指示がないとチグハグな具合になってしまう。」と言う内容でした。その話を聞いて、確かに前の仕事で「臨機応変に仕事ができない」とチクチク言われていた訳が分かった気がします。

何となしに、私の具体的な障害の配慮事項が見えてきた次第です。自閉症スペクトラム障害のせいか、事前に具体的な説明がないと、ちゃんとした仕事ができないのです。

 

これは将来的に会社に就労した際にも、とても重要なことだと感じました。

上司にちゃんと自身の弱点・配慮事項を説明すれば、仕事を行った際、トラブルも少なくスムーズに行える可能性が上がる。

逆にその点をちゃんと伝えておかないと、後々困った場面に遭遇することになるでしょう。

発達障害は、はたから見たら健常者と同じように見えるからこそ、その点で行き違いが発生しがちです。

だからこそ、ちゃんと自身の障害に対する具体的な配慮を説明する。

これはとても大切なことだと気付かされました。

 

私は今現在、訓練と同時に企業実習面談を行っています。

企業実習面談をしても、中々企業から採用が取れずに疲れが溜まったりもしました。

しかし、そんな中でもちゃんと自身の配慮事項をお伝えし、私を実習に受け入れて頂ける企業が少なからずあって、嬉しく思っています。

これからもさらぽれでの訓練を頑張っていき、悔いのない就労をしたいと思った次第です。

これをお読みの皆さんも、会社に就労した際に、実際に配慮して欲しい自身の配慮事項をまとめてみたら如何でしょうか。

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