暗中模索からのスタート
こんにちは。この度さら就労塾池袋事業所を卒業する運びとなりました、Nと申します。
私は大学時代に大学側に合理的配慮をいただいておりましたが、いざ働くとなるとどのような配慮が必要なのかをほとんど掴めておりませんでした。そして、在学中に主治医にさら就労塾を勧められました。主に上の「配慮に対する不明点」を理由として、卒業してすぐに通い始めました。
さら就労塾ではWordやExcel、PowerPointなどのPC訓練であったり、定常業務と呼ばれる模擬業務であったりを主にさせていただきました。訓練に対し職員の方々からフィードバックを頂く中で、だんだんと「自分は手作業が得意」「文面のダブルチェックが苦手」という得手不得手が見えてきました。
その中でも自己理解に大きく役立ったと感じたのは、ナビゲーションブックという書類形式による自己分析です。私は自己分析が大の苦手で、就活に関する本を読んだだけで辛くなり誇張なしに泣き出してしまうほどでした。ですがそんな私でもわかりやすい質問形式とチェックシートにより、それほど難しくも辛くも感じずに配慮事項を割り出すことができました。
この自己分析ができたのは、通所を始めてから半年以上にわたる訓練の積み上げがあったおかげでもありました。そうして、「自分ってこういうことができるんだ」「こういう配慮をお願いすればいいんだ」とわかったことが自信につながりました。
就職先として決まった会社は、1社目の実習先でした。実習中に大きなミスで会社の皆様にご迷惑をおかけしてしまったこともありました。ですがありがたくも内定を頂き、お勤めさせていただくこととなりました。
支えてくださった職員の皆様、空き時間に楽しくお話ししたほかの訓練生の皆様、ありがとうございました。