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支援の力と自分の力

下北沢事業所

2024.07.17

支援の力と自分の力

・自己紹介

初めまして、この度内定を頂いた I と申します。

精神の2級で、自閉スペクトラムとADHDを併せ持ちます。

経歴は大学中退後、6社を転々とし、一般就労が難しいと考えさらぽれに来ました。

さらぽれには半年の休みを挟み2年ほど在籍し、就職まで100社ほどの応募をしてきました。

 

・さらぽれに来て良かったこと

初めに、ビジネスマナーやOfficeソフトの取り扱いを学べたことです。今まで知識だけで自信のない能力だった部分に、コース名の通り“基礎“がついて自信に繋がったと感じました。

次に、自分の障害特性やその対応について考える時間ができたことです。

少し長くなりますが、私は入所時に「すぐに就職できるだろう」と考えていました。しかし、続けるうちに勤怠の不安定さや、嫌なことが続いた時に相談が出来ずに抱え込んでしまい、さらぽれを辞めることもありました。その為まず、職員に相談できるよう面談を週1でお願いし、抱え込む前に相談することで発散するようにし、これは相談をする事自体の練習にもなりました。勤怠は出勤簿を見直し自分がどの程度勤怠が悪いのか把握し、セルフケアシートから原因を考え、睡眠時間の確保やその為の日常生活の送り方、服薬調整などを行いました。

おかげで、お昼からの週4で出勤率が50%だった状態から、朝からで出勤率90%まで持ち上げることができました。

 

・さらぽれで気を付けたこと

最初に自分が動き出さないと始まらないことです。就職まで2年かかっており、理由として「言われたことをさらぽれ内でやっていればいい」と受動的だったことが大きいと考えています。

“何が就職に必要か、就活はどうやるのか“等は教えてもらえますが、”応募をする・何に困っているのか発信する・実生活まで管理する“等、自分で管理しなければいけない部分も多いです。

それらに気を付けて、

・資格の勉強や転職エージェントを利用する

・通院時は相談する内容を事前にまとめて11回の通院を大事にする

・実生活はスマートウォッチでの睡眠管理を行う

など色々積極的に動き出してから就職活動が進みだしたと思います。

 

私のさらぽれでの経験はこのような形でしたが、少しでも参考になれば幸いです。

皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。