【LGBT研修会】性的マイノリティの理解と就労支援というイベントを開催いたしました。
6月28日(水)に、さら就労塾主催の『【LGBT研修会】性的マイノリティの理解と就労支援』というイベントを開催いたしました。
昨今、「性的マイノリティ」「LGBT」といった言葉をよく耳にするようになってきました。
そもそも、LGBTとは何なのか、というと、
L…レズビアン(女性が女性を好きになる)
G…ゲイ(男性が男性を好きになる)
B…バイセクシュアル(男性・女性、両方とも好きになる)
T…トランスジェンダー(自分の性別に違和感を感じる)
といった方々です。
ちなみに、日本の四大苗字 「佐藤さん」+「高橋さん」+「田中さん」+「鈴木さん」の人数は、660万人。
LGBTと呼ばれる方々は、日本にもほぼ同数の方がいらっしゃるとの事です。
マイノリティ(少数者)と言えども、日本では20人に1人の割合でいらっしゃるという事で、意外と多い事を想像させます。
さて、この研修は、性的マイノリティの現状分析に取り組む研究者である、一橋大学 大学院の大島岳 様からのレクチャと、日本IBMにてダイバーシティ採用に取り組んでおられる 梅田恵 部長から、実際の企業内での事例をご紹介頂く二部構成で開催いたしました。
LGBTの方々が抱える現状を講師の方からお伺いし、基礎知識と就労現場での現状を知ることで、理解と支援の幅を広げる事を目的として開催いたしました。
大島様より、LGBTのそもそもの基礎的な知識や、自治体での同行、LGBTの方々が直面する具体的な困難やケース等をご紹介頂きました。
梅田様より、IBMでのLGBTの方々に対する取組み事例などをご紹介頂きました。
例えば、IBMの成り立ちの過程で多様性を持ち、その結果、強い企業になったという成り立ちから、IBM社内での人事制度(同性パートナーシップ制度など)等をご紹介頂きました。
今回のLGBT研修会は、多くの企業、行政、福祉団体の方々からお申込みを頂戴し、満席での開催となりました。お申込み頂いた方々へ、お礼申し上げます。
また、参加者の方々も多くの質問が寄せられ、関心が非常に高い内容であると感じました。
LGBTの方々を始めとした多様な方々の存在が世の中には存在し、それぞれが困難を抱えておられます。その困難を乗り越え、生きる術を身に付け、夢を抱いて過ごせる世の中を作りたいと、強く感じる研修でした。
講師の大島様、梅田様、今回来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
(執筆担当:千歳台事業所 S)