進化する秋葉原!キャリアデザインプログラム始めました
秋葉原事業所でキャリアデザインプログラム始めました。
きっかけはまだ就労経験のない訓練生の方々のお悩みからでした。
「自分がどんな職業に興味があるのかがわからない、世の中にどんな働き方があるのかもわからない。そんな中、何を目標に訓練を進めていけばいいのかとても不安を感じる。」というご相談でした。
その不安を少しでも払拭し、目標を持ってモチベーション高く訓練に臨んでいただける手助けになればと思い、その訓練生の方々を対象にキャリアデザインプログラムを実施することにしました。
プログラムの目的と概要は以下のとおりです。
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■プログラムの目的:
これから就労して生きていくにあたって、キャリア(自分の生き方や働き方)について考え、計画することについて学びます。そして、自分を知る(自己分析・自己理解)、他人を知る(他者理解とコミュニケーション)、社会を知る(現代社会に対する理解)の3つをキーワードにワークを進めていきます。
自分を知って他人を知ることで、自分がどんな職種に興味があって、どんな職種に向いているかが見えてきます。社会を知ることで、これから就職活動をどう進めたらいいかが見えてきます。
キャリアという言葉は、一般的に「就職」という言葉と結び付けられて考えられがちですが、このワークの主な目的は、就職した後の広い意味での生き方や働き方について考える契機にしていただくことです。
■プログラムの概要
第1章 自分を振り返ってみよう
第2章 自分のPOPを作ろう(Iコミュニケーション)
第3章 自分をアピールしよう(Youコミュニケーション)
第4章 他者を理解しよう
第5章 未来予想図を作ろう
第6章 働く意味を考えよう
第7章 あなたの金銭感覚は?
第8章 求められる人材とは?
第9章 自分を売り込もう(Weコミュニケーション)
第10章 まとめ
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なお、プログラムの実施に先立ち、VRT検査という職業興味検査を行いました。
検査の様子は写真でもお分かりいただけると思いますが、一般的なペーパーテストで
はなくカードを使いました。
カードを使うことにより、訓練生の方には身構えずに楽しく検査を受けていただくこ
とができました。
訓練生の方と検査者(職員)が対話をしながら検査を進める中で、訓練生の方自身も
気づかなかった興味に気づくなど、より内面を深く知る良い機会となりました。
私達職員も、検査を受けた訓練生の方々が特定の職業分野について「興味はあるが自
信はない」「自信はあるが興味はない」などの傾向を知ることができました。
この結果を踏まえて、
・興味がある職業分野の自信を伸ばしていく
・自信がある職業分野を知っていくことで興味につなげていく
といった今後のプログラムの取り組みに役立てていきたいと思っています。