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就労移行支援事業所を利用するにあたって

12月、弘文堂からテスコ・プレミアムサーチの石井京子さんが本を出されました。

題名は「人材紹介のプロがつくった 発達障害の人の内定ハンドブック――『発達障害の人の就活ノートⅡ』完全版」です。

そこに共著の形で、さらぽれの訓練について書いています。

WEBだけでは伝わりにくい、さらぽれでの支援の様子をお伝えするために、その内容を簡単にご紹介しますね。

 

〇就労移行支援事業所を利用するにあたって

 

就労移行支援事業所は、障害者総合支援法にもとづく福祉サービスの一つで、2年間の利用期限内に就労に向けて必要な訓練を行い、就労支援と就労後の定着支援を行うところです。

 

その役割は、「企業の求める職業能力と障害のある方の職業能力のギャップを埋めて就労の道を開く」ことですが、この「職業能力のギャップを埋める」というところにそれぞれの事業所の特色があって、サービス内容もさまざまです。

 

職業能力と適性の判定に力を入れている事業所もあれば、企業とのマッチングに重きを置いている事業所もあります。作業中心で生活リズムを整えることを重視している事業所もあります。

さらぽれは「働く力=就労継続の力をつける」を基本コンセプトにしています。

 

2015年1月現在、就労移行支援事業所の数は、全国で2,876ヶ所あり、まだ増え続けています。

 

皆さんが利用を考える際には、各事業所のサービス内容や就労実績を十分比較検討することをお勧めします。見学や体験利用はどの事業所でも可能になってきていますので、納得のいくまで検討していただきたいと思います。

 

なぜなら2年間の利用期限はその事業所での利用期限ではなく、利用するご本人の利用期限ですから、例えばある事業所を10ヶ月利用して、サービスに満足できずに他の事業所に移るとすると、残り14ヶ月しか利用できないことになります。

 

従って、自分に合った支援内容かどうかを慎重に考えて決める必要があります。

たくさん事業所ができて選択の幅が広がっていますが、支援者の意見などを十分聞いて、失敗しない事業所選びをしていただきたいと思います。

 

就労移行支援事業所を利用するには市区町村の発行する「障害福祉サービス受給者証」の交付が条件となります。利用を決めたら住んでいる地域の福祉の窓口に相談し、その後の手続き方法を確認しましょう。

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