人からすごいと思われたい
「学生だった頃の友達などからすごいと思われたいんです。」
先日、訓練生の方と話しているときに出た話題です。
現状の、働くことができず訓練を受けている、という状況のギャップで苦しんでいました。
こういった気持ちは全然わからないでもないなぁと思いました。
同窓会などで旧友に会って、「久しぶりに会ったけどすごいね」って言われたい。
ではどうすればそれがかなうのか。
わかりやすいのはこんなところなのではないでしょうか。
・大学教授になった。
・弁護士になった。
・社長になった。
・自分で事業を立ち上げた。
・海外で活躍している。
・芸能人(アーティスト)になった。
いろいろありそうです。
私が同級生に会ってそんなことを言われたら「おおーーすごい!」と言うでしょう。
ですが次にこんな質問をしそうです。
「大学の教授になって何をしたの?」
「弁護士になって何をしたの?」
「社長になって何をしたの?」
「自分で事業を立ち上げてどうなったの?」
「海外で何をしているの?」
つまり「何になったか」は一瞬まぶしく映ります。難易度が高いものであればあるだけまぶしく映ります。
ですが、やがてその先の「で、どうなったのか」という結果の方に着眼が移ります。
弁護士になった →だが人を助けられなかった。
社長になった →だが1年持たずに借金だけ作った。
海外で活躍している →だが人の迷惑になるようなことばかりしている。
こんな話だったら一気に興ざめですね。
そう考えると、何になったか、何をしているか、だけを見て判断すると、その人の本質、価値を見誤ってしまうということになりますね。
そうではなく、その結果、どのような成果を上げているのか、というところを磨いていかなければメッキの輝きとなりそうです。
どのような職業、職種においてもプロフェッショナルと呼ばれる人(=きちんと結果を出す人)は、やはり人からすごいと言われるのではないでしょうか。
そういった人になりたいですね。