旧コラム

人からすごいと思われたい

下北沢事業所

2016.05.12

人からすごいと思われたい

「学生だった頃の友達などからすごいと思われたいんです。」

 

先日、訓練生の方と話しているときに出た話題です。

現状の、働くことができず訓練を受けている、という状況のギャップで苦しんでいました。

 

こういった気持ちは全然わからないでもないなぁと思いました。

 

同窓会などで旧友に会って、「久しぶりに会ったけどすごいね」って言われたい。

 

ではどうすればそれがかなうのか。

 

わかりやすいのはこんなところなのではないでしょうか。

 

・大学教授になった。

・弁護士になった。

・社長になった。

・自分で事業を立ち上げた。

・海外で活躍している。

・芸能人(アーティスト)になった。

 

いろいろありそうです。

 

私が同級生に会ってそんなことを言われたら「おおーーすごい!」と言うでしょう。

 

ですが次にこんな質問をしそうです。

 

「大学の教授になって何をしたの?」

「弁護士になって何をしたの?」

「社長になって何をしたの?」

「自分で事業を立ち上げてどうなったの?」

「海外で何をしているの?」

 

つまり「何になったか」は一瞬まぶしく映ります。難易度が高いものであればあるだけまぶしく映ります。

 

ですが、やがてその先の「で、どうなったのか」という結果の方に着眼が移ります。

 

弁護士になった →だが人を助けられなかった。

社長になった →だが1年持たずに借金だけ作った。

海外で活躍している →だが人の迷惑になるようなことばかりしている。

 

こんな話だったら一気に興ざめですね。

 

そう考えると、何になったか、何をしているか、だけを見て判断すると、その人の本質、価値を見誤ってしまうということになりますね。

 

そうではなく、その結果、どのような成果を上げているのか、というところを磨いていかなければメッキの輝きとなりそうです。

 

どのような職業、職種においてもプロフェッショナルと呼ばれる人(=きちんと結果を出す人)は、やはり人からすごいと言われるのではないでしょうか。

 

そういった人になりたいですね。