旧コラム

就労移行支援の選び方

池袋事業所

2016.07.14

就労移行支援の選び方

就労移行支援の選び方

 

さらぽれの、とある訓練生と話していたら、こんな話が出ました。

 

・さらぽれに辿り着くまで、とても苦労した。

・さらぽれに入る前、働きたいと思い、役所の窓口に相談した。

・役所では、たくさんの「就労移行支援」のパンフレットを渡された

・違いが分からず、自分はどこに行けば良いのかわからなかった。

…というお話でした。

 

役所へ相談し、情報は確かに出てくるのですが、その情報を整理出来ないと、余計に混乱してしまう事もあるかと思います。ですので、今回は就労移行支援の選び方ついてお伝えしたいと思います。

 

役所で渡された「就労移行支援」なるパンフレット。

そもそも、就労移行支援について、ざっくりと説明すると、

『”一般企業へ就職する事を前提”に、原則2年間、仕事の準備や職業訓練を積み、その障壁となるものがあれば、一緒に考え、解決していきましょう』という場所です。

何を隠そう、さら就労塾(さらぽれ)は、「就労移行支援」に分類される事業所です!

 

私も、さらぽれ職員としてではなく、プライベートで就労移行支援の利用について相談を受けることが稀にありますが、相談者には、以下の点をお伝えした上で選ぶ事をお勧めしています。

 

 

まず、役所などで沢山パンフレットを渡された際に、絞り込む為の項目。

・その就労移行が提供しているカリキュラムは、あなたが目指す仕事に結びつく?

・その就労移行の就職の実績として、どのような企業、職種が多い?

・その就労移行利用後の職場定着率は高い?

・就職先の企業や職種は、あなたが目指すもの、憧れるもの、幸せを感じるものに近い?

⇒パンフレットやWEBサイトを見ると、いずれも載っていることが多いです。

事前にこの項目をチェックし、ある程度絞り込めると良いと思います。

 

そして、実際に、就労移行支援事業所へ訪問する際のチェック項目です。

・見学した雰囲気は、自分と合っている?

・体験できる?体験して、本当にあっている?

・職員は、自分自身の働く上での課題や困りごとについて、話を聞いて、一緒に考えてくれそう?

⇒職業訓練・就職活動は、ある程度長期に渡り、更には、就職後もサポートが続きます。そういった長い関係が続くことを考えると、その就労移行は本当に自分に合っているのか、見学や体験で感じた方が良いと思います。

 

「絞り込み」と「実体験」を経て、就労移行支援の利用を検討する事をお勧めします。就職後も長いお付き合いが続く事を考えると、とても重要なことです。

 

今回は、さらぽれに限らず、就労移行支援の選び方についてお伝え致しました。

就職は、自分自身が幸せになる為に行うもので、その手段の一つに過ぎません。道は決して一つでは無く、多種多様です。しかし、就職し、働く事で幸せになれるのであれば、就労移行支援の存在は大きな力になると思います。

 

これまでの情報を勘案し、数ある就労移行を選ぶ上で重要なことは、「自分自身が幸せになれるかどうか」という事かと、私は思います。