失敗して「よかった」
あなたは、最近なにか失敗をしましたか?
私は、結構失敗する方だと思っています。「家族に頼まれた買い物を忘れた!」といった小さな失敗から、人に言えないような恥ずかしい失敗、大きな失敗まで様々あります。
最近、仕事で結構大きな失敗をしてしまいました。そこで、自戒の意味も込めて、「失敗した後の考え方」について書きます。
最近、仕事で人と会う約束をすっぽかす、という失敗をしました(スケジューラーに登録する際、14時を午後4時:16時と間違えて入力していました)。
社会人になって28年、アポイントの時間を間違えたことなど1回もなかったので、自分で自分に驚くとともに、かなり落ち込みました。
落ち込んで、後ろ向きな気持ちでいると、また良くないことが起きるもの。
同じ人とのアポイントを、今度は完全に忘れていました(メモ帳に書いた予定をスケジューラーに入力し忘れていました)。
そのときは、相手の方が「Hさんでも、そういうことがあるんですねー、って今、職場のみんなで笑ってるんですよ」と、笑って済ませてくださいました。おかげで、気持ちが少し楽になりました。
このような失敗をしたときの自分を振り返ってみると、こんな感じです。
(しまった! どうしよう!!)
(これは夢かも。夢であってほしい!)
胸のあたりが苦しくなり、心臓の鼓動が速くなってくる。呼吸が浅くなる。
顔が赤くなったり、青くなったりする。
さらに、私の場合は「失敗を隠したい(人に知られたくない、恥ずかしい)」という悪い考えも出てきます。
もちろん、失敗すれば平静ではいられません。気持ちが焦り、落ち込みます。自己嫌悪になります。
けれども、「自分のことではなく、相手のことを考える」ようにすると、自分がとるべき行動がはっきりします。
まず、相手の方に、関係する人全てに、心から謝ること。
次に、すぐに上司に報告すること。
さらに、この失敗を「よい機会」ととらえて、仕事のやり方を改善することが大切です。
そうでなければ、ただの失敗で終わってしまいます。
でも、落ち込んだ気持ちのままでは、前に進めません。
そこで私は、こんなことをしています。
・深呼吸する。
・(失敗して)「よかった」「ありがとうございます」と言ってみる
(ただし、人に聞かれると誤解されるので、心の中でつぶやきます)
最初は無理やりでも、何度かつぶやいていると、少しずつ気持ちが楽になってきます。
「そんなの、ムリ!」「そんなこと、できない!」と思うかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。
きっと、気持ちが前向きになって、仕事を改善する力が湧いてきますよ!