旧コラム

自分に向いている仕事とは ・・・ 考察シリーズ2

下北沢事業所

2017.01.23

◆「自分がどんな仕事に向いているかわからないんです。」

 

長年この仕事をしていて、たくさんの訓練生から聞かれる質問です。

 

自分に向いている仕事・・・。

 

一体何を根拠に「向いている仕事」と定義づけするのか。

やはりこれは考察シリーズで順を追っていきたいテーマですな。

 

では早速ですが一つ質問が浮かび上がります。

 

 

「向いている仕事をしている状態・・・って、いったいどんな状態だろう??」

 

 

うーむ、そうですねぇ。2点考えてみましたがこんなところはいかがでしょう。

 

1つ目:

自分が行った仕事が他の人たちと比べて、とてもよく出来ている。(そしてついでに褒められた!)

2つ目:

この仕事をしている時、すごく幸せな気持ちになるなぁ。(大変は大変なんだけれど終わった時スッキリするなぁ とか。)

 

 

はい。これらをひも解くと・・・。

 

  • 自分の能力(才能)が活かされている状態。
  • 自分の価値観に沿った仕事をしている状態

 

ということが考察されます。

 

ここで出てきた 価値観 という言葉。

 

さら就労塾の【ビジネス基礎研修】ではこの価値観について考え、分析するカリキュラムがあります。

 

簡単に説明すると、価値観とは自分の中で重要なのか、どうでもいいことなのかを判断するための基準のようなものです。

 

例えば、自分の価値観が【秩序】なのか【スピード感】なのか【優しさ】なのか【効率】なのか【承認】なのか・・・・・・・、

 

そういった感じですね。

 

【スピード感】に価値観を持っている人は、例えば目まぐるしく現状が変わるような仕事をスピーディーにこなすことに達成感を味わえたり充実したりします。

 

食事時の牛丼屋さんなんてイメージしてみてはいかがでしょう。

 

一方、スピード感なんて全く価値観にない人がその現場に行ったらどうでしょう。

 

苦痛な現場になりそうです・・・。(私はいやです・・)

 

 

さて、そろそろ今回の一つの結論に移りましょう。

 

自分に向いている仕事がわからない時に何をすればいいのか!?

 

というと、世の中にどんな仕事があるかを調べたくなる気持ちはわかります。

 

が、それよりも根本的な解決法として、「自分自身を知ることをおろそかにしないこと!」がとっても重要だと考えられます。

 

自分自身を知るためにどうすればいいのか・・・ それはまたいずれどこかで語りましょう。

 

 

孫子曰く、彼を知りておのれを知れば百戦してあやうからず。