就活にも人生にも、相談相手は必要だ
下北沢事業所は、北沢タウンホールの一画をお借りして運営しています。
このタウンホールには、区役所も入っています。
福祉事業所は業務上、役所との連絡事項が頻繁になります。直接窓口に赴くことも多いのですが、これがエレベーターに乗って（運次第では）１分で済む。雨の日に雨に濡れることも、夏の炎天下に紫外線に怯えることもない。
敷地内にはバス停もあり、駅からはちょっと頑張れば徒歩５分。仕事には理想的すぎる立地に、日々感謝を欠かせません。
最近は、実習面談会も開催されました。事業所が控室感覚で、大変便利。ただそういう場所柄、時々区役所の窓口と間違えて訪ねてこられるお客様もいらっしゃいます。
さら就労塾は北沢タウンホールの中でも、とくに便利な１階に事業所を構えています。住民票などを申請する区民課は地下１階、区民相談室のある地域振興課は地上８階、いつかは誰もがお世話になる健康づくり課は６階と７階と９階。
なんで一番アクセスのいい１階に役所と関係ないところが陣取ってるんだと言われれば、これはまことにおっしゃる通りとしか申せません。
南側（細い路地側）の入り口から入ってすぐ左手にご案内窓口がありますので、タウンホールにいらっしゃって目的の場所がご不明の際にはぜひご利用ください。
また区役所にご用の方とは別に、入り口の「就労」の単語を見てお訪ねくださる方もいます。ご自身やお子さんの就活が難航されている方。就職のために、パソコンを習える場所を探されている方。
この場合は、あながち「間違えて」とは言えません。障害のあるなしに関わらず、就職に困って相談場所を探されている方はたくさんいらっしゃるということなのでしょう。
そういう意味ではこのホームページをご覧いただいている方も、手帳をもって障害者枠での就労を前提に就労移行を検討中、といった状況の方ばかりでは無いことと思います。
そこで今回は、ハローワーク以外で障害に関係なくご利用できる相談先をいくつかご紹介したいと思います。さら就労塾でも、度々お世話になっている機関もあります。
◇ 地域若者サポートステーション（サポステ）
https://saposute-net.mhlw.go.jp/
全国の主要都市にあり、無料で就職に関する相談をすることができます。必要に応じて様々なセミナーやプログラムも用意されていますので、就職にはちょっとスキルやコミュニケーションに自信が…という方のニーズにも応えてくれます。
厚生労働省による運営機関なので、就職関係の公的サービスといった情報面も強い。
「いや私、若者というにはちょっと年齢の方が…」という方もいらっしゃるかもしれません。ご安心ください…と言えるかどうかわかりませんが、サポステの『若者』の定義は １５～４９歳です。
40代は若者！この概念はサポステだけでなく全世界に広まっていってほしいですね。サポステは、多くの支援機関とも連携しています。サポステで相談した上で、より自分にあった適切な支援機関を紹介してもらえる場合もあります。
◇ 東京しごとセンター
https://www.tokyoshigoto.jp/
こちらは、東京都が運営している支援センターです。
29歳以下のヤングコーナー、30～54歳のミドルコーナー、55歳以上のシニアコーナーに窓口を分けて就職相談に応じています。
様々な理由で就労困難な状況にある方には、専門のコーナーも用意されています。ミドルコーナーには現在、氷河期世代専門の窓口も。こちらも様々なプログラムが用意されているので、補いたいスキルがある場合は積極的に利用していきたいですね
しごとセンターは多くの企業とも連携しており、合同企業説明会なども開催しています。企業の情報が多いのは、相談するときにも魅力ですね。
しごとセンターは都運営のため東京都にお住まいの方しかご利用になれないのですが、就労にお悩みの都民の方には頼もしい相談相手になってくれることと思います。
東京都以外の各自治体でも、それぞれ独自の相談窓口を設けているところが多いようです。
「企業に直接斡旋でもしてくれるんならいいけど、ただ話聞いて説教されて終わりになるんじゃ…」と気が引ける方も、ぜひ一度窓口をのぞいてみてください。
私がお仕事で関わった方は、皆さん優しくて求職者に親身な方々ばかりでした。
新しい情報や豊富な経験による頼もしいサポートで、一人では不安な就活の支えになってくれるものと思います。
いろいろなところでご相談されたうえで、もし就労移行のご利用も検討いただけるようでしたら、そのときにはぜひよろしくお願いいたします（宣伝）！