家計すごろく
さらぽれ秋葉原では、毎月1回特別プログラムを実施しています。
毎月1回なので「月一プログラム」と呼んでいます(プログラム名が思いつかず、仮でそう呼んでいたら定着してしまいました)。
通常の就労訓練とはちがって、利用者同士のコミュニケーション促進や、楽しみやリラックスを目的としています。
3月の月一プログラムは「家計すごろく」を行いました。
1ヶ月分の給与をもらってスタート。
それぞれサイコロを振ってコマを進め、止まったマスの指示通りにお金を支払ったり受け取るゲームです。
基本はすごろくなので1チーム3人ずつでわいわいと楽しみましたが、サイコロの出目によって支払い金額が大きく変わり、手持ちのお金が無くなると銀行から借金する羽目になるので結構ドキドキしました。
月給は全員同じ手取り15万円なのに、サイコロしだいで食費を6万円、家賃を10万円支払うこともあり、結構な確率で赤字になります。
ゲームのお金なのに減ると悔しい気持ちになるものですね。一喜一憂しながらゲームが進み、お互いにふだんの訓練では見られない表情や会話を交わしていました。
この家計すごろくは財務省関東財務局により作成されたもので、お金の知識を習得して家計管理を体験する狙いがあるそうです。そのため、止まったマスごとにお金の知識の解説が入ります。
例えば、家賃や水道光熱費のような基本的なものから、生命保険、キャッシュレス決済、リボ払いや借金のしくみなど人生に役立つ情報が学べます。今回は職員が解説しましたが、利用者さんが事前に練習してその役を担うのもいいですね。
月一プログラムは、基本的には毎月第4水曜日の午前中に実施しています。
毎回いろいろなテーマを扱っていますが、楽しくてためになる時間を目指しています。
体験利用も歓迎しますので、ぜひ一度のぞきに来てください。