就労ガイダンス(全4回)開催中
さら就労塾では、ご利用者に向けて定期的に「就労ガイダンス」をおこなっています。
障害者枠に興味がある。障害で苦手なところはサポートをもらって働けるといい。でもいざ就活を始めようとすると、色々疑問が出てこないでしょうか。
障害者枠で入社したら、全社員に自分の病気を公開されちゃうの? 「うつ病の〇〇さん」とか紹介されるの?
普通より給料が安いって聞くけど、本当? 最低賃金も守らなくていいの?
配慮って言うけど、具体的に何してくれるの?
ハローワークだけじゃなくて、ネットの求人サイトも使えるといいんだけど……
ただでさえ入ってみないとわからない会社のこと、その上家族にも友だちにも経験のない障害者雇用。不安になるのも仕方ありません。
そんな疑問と不安を少しでも解消するため、就職活動と障害者雇用について解説するのが「就労ガイダンス」です。
お伝えする内容としては
・オープン(障害を明かしての就労)とクローズ(障害を隠しての就労)の違い
・障害者雇用は何が違うか?
・障害者雇用のメリットとデメリット
・障害者雇用で、企業が見るポイント
などなど。障害者雇用の基本的な知識はもちろん、講師役の職員が支援経験から得た話もお伝えしています。障害者雇用の現場のリアルな話は、支援経験者だからこそ。当事者だけでなく、企業側の事情についても可能な限りお話します。
今月(2023年5月)下北沢事業所でも、この就労ガイダンスを開催しています。
今回は全4回に分けての講座で、5/24(水)に第1回が開かれました。
担当講師は、職員のSさん。
Sさんは最近下北沢事業所に異動となった職員ですが、就職活動や就職後のサポート
経験が多いことからの人選です。
障害者雇用についての説明は、メリットだけでなくデメリットもしっかりと
お伝えしています。その上で、デメリットはあってもなぜ障害者雇用なのかという話も
データを交えてお話しました。
ガイダンスは講師から一方的にお話するばかりでなく、参加者の皆さんから就職に対して何が不安か?どんな配慮がほしいのか?など伺っていきながら進められます。ご自分の不安を共有していただくことで、「自分の話しだ」と実感を持って参加していただくためです。。
他の人の不安を聞くことで新たな気づきが得られたり、それが自分だけの悩みではないことを知ったりもできます。
就労ガイダンスは、単に就活の基礎知識をつけるというだけが目的ではありません。
しっかり知識をつけてから就活に挑むことで、「自分の人生を自分で選び取る」実感を得ていただくのが狙いです。
運に任せて闇雲に選ぶのではなく、わからないから他の人に委ねるのではなく、
情報を集めて考えて納得できる選択ができるようお手伝いしたいと考えています。