今回、下北沢事業所基礎コース2024年5月生は、グループ活動の課題として、「第37回成果発表会」の運営を行いました。成果発表会とは、訓練生の発表を通じて、支援者や企業担当者に、訓練の成果や活動の様子、当事者の様子を伝える会です。
基礎コース生一同、イベントの運営は初めてのことだったので、準備開始前は、外部の方を呼ぶこと、意見をまとめること、当日の動きなどに不安がありました。話し合いでは、意見を述べることが苦手な人が多かったため、なかなか意見が出ない、話が進まないという場面が見られました。具体的な作業に入ってしまえば進んでいくのですが、理解度の違い、考えている作業手順がそれぞれ異なっているなどのトラブルもありました。
しかし、このようなことがありつつも、職員の方々のサポートもあり、最後までやり遂げることができ、最終的には大きな達成感・充実感を得られました。当日は、何度も練習したにもかかわらず顔を上げられない、質疑応答でスムーズに答えられない、など発表時の反省点が多かったです。一方、運営面では、進行が予定通り円滑に進み、基礎コース生一丸となって目標に向かって取り組むことができました。
緊張や小さなミスがありつつも、大きな失敗もなく成果発表会を無事に終えられ、この先社会に出るうえでの自信がつきました。これまでさら就労塾で学んできたことの集大成を実感できる貴重な体験になりました。
基礎コース生の感想
Fさん
司会を担当させてもらいましたが、練習では息継ぎができず苦しかったこともあったので、本番はゆっくり原稿を読むことを心掛けることができて良かったです。
Uさん
今回の発表の中で、照明という光り輝く仕事をさせてもらった。練習が二三度だったのと、同時にタイムキーパーの仕事もこなして、初めは出来るか不安だったが終わってみたら、意外とあっさり終わっていた。
個人の発表は、全くと言っていいほど緊張せず。ただ、‟字”ばかり追っかけていた。
Nさん
事前準備(司会原稿作成、聞き手に対して不快なイメージを与えないよう繰り返し原稿を読み込み目線・抑揚・発音に注力、円滑に進行できるよう一連の流れの把握、本番での時間配分の予測)をしっかり行うことによって成長を実感しました。
Uさん
私は、議事録、チラシ、タイムテーブル、発表資料を作成しました。基礎コースの復習になったと思います。本番での係は、苦手な発表係でした。ゆっくり話そうとしたのですが、緊張からつい早口になったのは反省点です。得意な作業と苦手な発表を行い、自分の強み・弱みを知れる貴重な体験になりました。
Sさん
今回、成果発表会準備・運営のリーダー役をさせてもらいました。準備段階で話をまとめるのにとても苦労しましたが、最後まで無事に出来て一安心しています。
人前で話すのに苦手意識が強く、今まで避けてきましたが、この成果発表会で少し変われたと感じます。