秋葉原事業所訓練生のYです。
この度、企業実習を経て就労が決まりました。
少し落ち着いたところで、私なりに今回の就労につながった理由を考えてみました。
①セルフケアの能力がついた
これまでは、調子が悪い・イライラするといった時に、それを処理できずに不調がどん底まで落ちてしまい、日中活動ができなくなることがありました。
そこで私が行ったのが、不調時にはすぐに職員に発信することと、セルフケアシートを作成し毎日の記録をとることでした。これらを繰り返すことによって、徐々に不調の原因を言語化できるようになりました。
その結果、不調になったとしても、自力で対処法を考えて実行する習慣がつき、復調にかかる時間が徐々に短くなりました。これは自分だけの力だけでなく、発信を受けてくれた職員の方や主治医の力も大きかったです。
②対人スキルを高められた
就労移行というと、パソコンのスキルをつける印象が強い方もいると思いますが、それだけでは就労は難しいと思っています。
さらぽれでの訓練ではそれにとどまらず、他の方と協力する、状況に応じて職員とコミュニケーションをとる(いわゆる報連相)といった、対人スキルを磨くことができることが大きいように感じました。
これは、今回内定をいただいた企業で実習を行った時に、業務上のコミュニケーションや職場での振る舞いを評価していただいたことで、改めて実感しました。
③積極的に就職活動をできた
今回内定をいただいた企業は、春ごろに会社訪問をしていました。
その時点で魅力を多く感じ、すでに入社したいという気持ちが湧き出るほどでした。
そこから準備を進め、実習の機会をいただき、そのチャンスを活かしたことが入社につながりました。
就職活動にはいろいろな方法がありますが、私は自発的に考えて行動できたことが今回の就労に大きくつながったと感じています。
これらのことから、さらぽれで自分に足りないスキルを伸ばせたこと、訓練や就職活動を自発的に行えたことが、今回の就労につながったと感じています。
もしかしたら、これは「さらぽれだからこそ」できたことかもしれません。
最後に、就労は決まりましたが、これからがまたスタートです。
正直なところ、希望だけでなく不安もあります。
ですが、これまでお世話になった方への感謝を忘れず、自分なりに頑張っていこうと思います。
実習時に企業の方から伝えられたのは、「まずは休まず来てくれればなんとかなるから」という言葉でした。
これからも培ったスキルを活かし、かつ周囲の力も活かすことで、安定して仕事を続けていきたいです。