こんにちは!
この度、就職先が決定し、さらぽれを卒業することになりました、秋葉原事業所訓練生のEです。
●入所のきっかけ
主治医からの紹介で、2023年4月に入所しました。
幼少期から発達障害の傾向がありながらも当時は自覚がなく、なんとなく過ごしてきました。
歌手になる夢を追うため専門学校へ行きレッスンを受けながらアルバイトする日々を送っていましたが、上手くいかないことで自分を責めてしまい、ネガティブ思考が止まらなくなってしまいました。
「このままではだめだ」と思い家族に相談し、アスペルガー症候群とADHDの診断を受けた時は、「自分のせいじゃなかった」と安心したと同時に「これからどうすれば」という不安を覚えました。
周りに相談しながら自分でたくさん考えた結果、『無理なく自分らしく過ごしたい』という答えを出し、一般就労を目指すことを決めました。
●気持ちの変化
はじめは右も左もわからず、2年という長いようで短い期間で、本当に一般就労することが可能なのかという不安でいっぱいでした。
私は環境変化に弱く、過度に不安を感じ頑張り過ぎて無理をしてしまった結果、心身ともに不安定になることがあったので、「余裕をもって進めたい」という私の希望を汲み取っていただき、日数や時間など段階を分け、訓練や通所リズムを整えていきました。
職員の方と話して、私に合った取り組みを一緒に考えてくれたことで安定していき、訓練や職場実習での成功経験を重ねていくうちに、少しずつ自信がついていきました。
●「やってよかった」と思うこと
①自己理解と自己分析
自分を理解することは障害の有無に関わらず、大切なことだと思います。
得意不得意、障害による症状や特性など、自分と向き合い自己理解を深めていきました。
理解するにつれ「これは自分が悪いわけじゃない」と割り切って考えることや、自分の特性から起こり得ることを予測できたことだけでも心身の安定につながりました。
②自己発信
自分のことを人に伝えることが、私はすごく苦手でした。
苦手な理由を考えたところ、「誰に何をどう伝えたらいいかわからない」だとわかりました。
私の対策は「メモに書き出し整理する」「相談相手を明確にする」です。
不明点をメモに書き出し整理すると自分で解決できることもあり、整理したことで質問する際も簡潔に伝えることができました。また、相談する相手が明確になったことで安心して質問することができるようになり、自己発信にも少しずつ慣れていきました。
③対策・実践
同じ障害でも人によって特性は違います。
自分だけでなく周りの人も安心するために、自分なりの対策を見つけ、実践しておくことで就労後にも活かすことができ、その結果「安定して働き続ける」ことにもつながっていくと思います。
④後悔の無い就職活動
就活に入る前、そもそもどんな仕事がしたいかなど考えるだけではわからないことが沢山ありました。
私はまず、様々な会社説明会や職場実習に参加し、働く環境や仕事内容を知ることと、自己分析したことを踏まえて、働きたいイメージを見つけ絞っていきました。
もし、自分が興味ある会社に応募できるチャンスがあるなら、ぜひ受けてほしいと思います。
結果がどうであれ、経験したことは無駄にはなりません。
●最後に
さらぽれのサポートはとても心強く、私は大きく成長できました。
何かを始めることに不安を感じる方もいると思いますが、ぜひ後悔ないように挑戦してほしいと思います。
これまで支えてくださった職員の皆さん、訓練生の皆さん、大変お世話になりました。
今後も自分らしく頑張っていきたいと思います。2年弱、本当にありがとうございました!
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