はじめまして、現在さらぽれのリワーク制度を利用しているTというものです。簡単に自己紹介をさせていただきます。私は二年半ほど前までさらぽれを利用していて、そこで縁のあったシステム系の企業でこれまで働いていました。しかし今年の初めから色々なことが重なり仕事を休職、その後少し経ってからさらぽれのリワークを開始しました。
■休職に至った経緯
現在の職場で働いていた約二年間ですが、実感としては働きやすく配慮もされていていい職場だなぁという印象でした。しかし三年目になる今年から、少し問題も出てきてしまいました。
一つ目は人間関係です。私は在宅勤務をメインとしていて他のメンバーとのやり取りはチャット中心です。今年に入ってから、一部のチームメンバーとの関係がぎくしゃくしてしまいました。顔が見えないやり取りのなかですれ違いがあったのかもしれません。
二つ目に持病の皮膚疾患の悪化です。私は皮膚が弱く、些細なストレスで肌が荒れてしまいます。花粉の時期はそれが強いのですが、今年は顕著でした。
三つ目は、メールの処理やチャットの対応、アンケートなど些細なことが溜まるようになってしまいました。だんだん気持ちを圧迫し、普段の業務の効率も落とすようになっていきました。
このようなことが重なりメンタルが落ち込んでおり、状況を知った母親からの「無理をしているんじゃないか」という言葉もあり一旦は仕事を辞めてゆっくりしたいな、なんて事を考えるようにもなりました。ただそんな時期に定期通院をしたところ、主治医に「今は調子が悪く、物事を悪い方に考える状態。その状態で重大な決断をするべきではない」というアドバイスをいただき、退職ではなく休職という選択をすることになりました。
■リワークでさらぽれを利用しようと思った理由
私は在職中も定着支援という形でさらぽれにはお世話になっており、経緯や状況も色々知ってもらっていました。そんな中さらぽれの方からリワークを使ってみないかというご提案がありました。当時休職して2カ月ほどで、体は休めてもメンタル面では復職への不安があるという状態だったので、ありがたく頼らせていただくことになりました。
■リワークでの訓練内容
上司から資料の作成を依頼された、といったケースを想定した答えを自分で想像しながら行う作業に取り組んでいます。また、タスク管理が苦手という自身の課題から、いくつかの訓練を同時並行で進める、といったこともあります。また今後、自身のもつ病気について調査を行い、対策を立てようという訓練も行う予定です。
■利用してからの変化
リワークを利用する前は一人で部屋にいるだけのことが多かったので、他の人とのコミュニケーション自体にも苦手意識が付いてしまっていたが、リワークが開始してからは、職員の方とのコミュニケーションなどで以前自分がどのようにやり取りをしていたのか感覚を思い出すことができました。苦手意識も減っているように思います。
また半日ほどパソコンの前で作業をするという体力についても最初は不安があったものの徐々の取り戻しつつあると感じています。
■これから目指すこと
単純に復職する、というのが目的ではなく、復職した後に長く健康で働き続けることができる、ということが最終目標になります。そのため、これまで仕事で困ってきたことや苦手だったこと、体調面で悩まされたことなどについて、少しでも原因を見つけ対策を打てるようにしたいと思います。
ゆくゆくはになりますが、苦手に対する策を持った状態で自信をもって元の職場に復職し、元気に働き続けられれば、と思います。