こんにちは。この度、就職が決まり、さらぽれを卒業することになったAと申します。
〇通所のきっかけ
私は20代前半で精神障害を患い、パート経験しかありませんでした。2023年2月になって本格的に上京しました。その後、ハローワークで紹介状をもらったり、相談に乗ってもらったりしながら就活していました。しかし、なかなか就職が決まらず行き詰まり、何とかして就職したいと強く思っていました。そんな時にハローワークの相談員から就労移行支援事業所の存在を教えてもらいました。私がその相談員に「就労移行支援に通うと就職率は上がりますか。」と尋ねたところ、「大幅に上がります。」との答えでした。これが就労移行支援に通おうと思った決め手でした。その後は、家から近い就労移行支援を調べ、カリキュラムが充実しているさらぽれを選びました。体験に行き、パソコンを使った事務系の作業は自分に合っていると感じ、正式に通い始めました。
〇訓練の内容
通所してからは数ヶ月間のパソコンの基礎講座があり、講義形式でExcel、Word、PowerPointの操作を学びました。数ヶ月間のビジネス基礎研修もあり、これも講義形式で働く目的やビジネスマナーなどを学びました。その後はずっと、出勤簿入力や交通費精算やデータ入力などの事務系の実務訓練を経験しました。実務訓練は、最初は緊張しましたが、前の担当者に教えてもらったり、マニュアルが用意されていたりしたので徐々に慣れていきました。毎日タイピング練習をしているので、タイピングも結構速くなりました。
〇就職活動
さらぽれに入ってから1年3ヶ月後から、普段の実務訓練と並行して就職活動の段階に入りました。さらぽれに入って特に良かったと思えることは企業実習に行けたことです。合計6社の企業でそれぞれ数日間、実際の業務が経験できました。実習に行くことによって、この業務は思っていたより自分には合わないということや、そこで働いている人の人柄や、通勤ラッシュの電車ですし詰め状態にされるのがとてもストレスを感じるということなどがよくわかりました。就職したい企業像が明確になっていきました。実習に行った企業で、「絶対ここが良い」という企業に出会えました。その企業の採用面接を受け、内定を頂きました。1年11ヶ月で卒業したのですが、就労移行支援に通えるのは原則2年までなので、間に合うか不安を抱えながらの就活でした。今は就職が決まってほっとしています。
〇最後に
さらぽれに入って就職できただけでなく、入所する前の自分よりスキルが大きく増えました。さらぽれに入って良かったです。さらぽれの職員の皆さん、訓練生の皆さん、支援してくださった方々に感謝を伝えたいです。ご覧いただきありがとうございました。