初めまして、この度就職が決まりさら就労塾(以降、さらぽれ)を卒所することになりましたO.Kです。以前、就労経験がありましたが、異動に伴い新しい仕事と人に慣れず体調を崩して、統合失調症を患い、休職をくり返しながら仕事をしていましたが、体調が思わしくなかった為、前職を退職しました。
さらぽれを初めて知ったのは4年前の事でした。区のデイケアに通所していた頃、そこでさらぽれを見学したのが初めての出逢いでした。施設見学をしてみて、ここで訓練を受け、再就職を目指したいと思いました。しかし、当時の私は、まだ、身体と心の体力が快復していませんでしたので、その時は具体的な行動を起こせませんでした。なら、体力をつけてさらぽれに通所するのはどうしたら良いのかと考え、就労継続支援B型事業所に通うことにしました。
就労継続支援B型事業所で心身共に体力をつけ、2024年4月にさらぽれの通所を始めました。
さらぽれの通所を始めて、新しい環境や人、訓練に身を置く事が始まりした。私の障がいの特性として新しい環境に慣れる事に時間が掛かります。そんな私に、さらぽれでは私にあった訓練をして下さいました。私の壁は人と上手く(スマートに)話せない事でした。私は相手に伝えようと話していますが、結論からではなく周りの状況から話してしまい、結局、何を伝えたいのか論点が定まらない。そして、自分の意見を言おうと思うと、相手が話し終わる前に話してしまうなど。職員の方から所作の振る舞いについていろいろアドバイスをいただきました。このままじゃダメだと落ち込んだ事もあります。所作の訓練で職員の方が私役、私が職員の役を演じて面接を模して話をしてみました。それを体感して、私は周りに大変失礼な態度を取っている事を痛感しました。それから、日々、社会人としての所作(コミュニケーション)をアドバイスいただきながら練習を続けてきました。今では前より良くなってきました。でも、所作はこれからも意識しながら取り組んでいきたいと思います。社会と接点を持っていくには必要ですから。永遠の課題です。
そのような言葉のやりとりの積み重ね、業務やデータ入力の積み重ね、言葉のやり取りも業務やデータ入力を行う際も、職員の方をはじめ訓練生の方などいろいろな方が私と関わりあって、その上に私自身がいる事に気付かされました。社会の接点を持つということは、人と人との関わり合い繋がりだと思いました。そんな当たり前のことを気づかせてくれたさらぽれに感謝です。私もまた新たな社会との関わり合いが始まります。社会や人との関わり合いはこれからも続きます。自分にあった社会への関わり方を学びにさらぽれへどうぞ。