訓練生ブログ

スモールステップで進もう

池袋事業所

2026.01.05

訓練生 H.K

 さらぽれ池袋事業所訓練生のHと申します。

 1年5カ月の通所を経て就職が決まり、今月をもってさらぽれを卒業することとなりました。

 こちらの記事では、さらぽれでの訓練を通じて私が得たものや考えてきたこと、自身に起きた変化について、自分の言葉で書き記していこうと思います。よろしくお願いいたします。

 私はASDの診断を受けており、二次障害として社会不安障害の症状も持っています。人前で過度に緊張してしまったり、ひどい時には声が出なくなったりもします。

 大学卒業後は精神科のデイケアに通っていましたが、1年ほど療養し体調が整ってきたところで、デイケアスタッフさんの紹介でさらぽれに入所、就職に向けて訓練を開始しました。

 始めのころは、慣れない環境に緊張が強く出て、体調を崩してしまうことが多かったです。週3日午前のみの開始でしたが、中々通所日数や時間を増やせないことに焦りを感じていました。加えて完璧主義志向であったこともあり、些細なミスや一度の発声困難で大きく動揺し、泣いてしまうこともしばしばありました。

 通所を続けるにつれて、次第に心境や行動に変化が出てきました。体調不良の発信をはじめ、報連相の練習を繰り返し行いました。また、月に1度の定期面談を通じて、日ごろの悩み事を共有し、アドバイスをいただいていました。さらぽれでの反復練習のおかげで、苦手だった声がけや発信も開始当初よりスムーズに行えるようになりました。面談や振り返り・週報確認で自分の考えをまとめて話していくうちに、思考が整理されて、グルグルと悩んでいた辛さが解消されていくのを日々感じていました。

 緊張の症状自体が無くなることはありませんでしたが、それとの付き合い方はずいぶん上手くなったように思います。ちゃんと動けていますし、自分を責めることも減りました。

 最終的には、「焦らずスモールステップで」と考えられるようになってきました。通所開始当初からしばらくは、「早く就職しなければ」と焦ってしまっていたのですが、職員さんの力も借りつつだんだんと時期を無理ないペースへと後ろ倒ししていき、その結果1年5カ月で無事内定をいただくことができました。

 これから訓練や就職活動を始める皆さんにおかれましては、この「スモールステップ」という考え方を覚えておいていただきたいなと思います。まずは小さな目標から始めて、繰り返し練習していくのが効果的でした。さらぽれはミスや失敗が許される場所ですし、職員さん達もフィードバックを下さったり相談に乗っていただけたりと、親身にご支援くださいます。

 最後にはなりますが、ここまでサポートしてくださったさらぽれ職員の皆様、一緒に訓練に取り組んでくれた訓練生の皆様に心からの感謝の気持ちをお伝えして、この記事を終えたいと思います。

 1年5カ月間、ありがとうございました。