お困りごと
「お世話になっているお客様にあの態度はないだろう」突然先輩に怒られてしまいました。
全く思い当たることがなく、聞いてみると
「ずっとブスっとして笑顔の一つもないし、話しかけられても
「はい」か「いいえ」しか言わないし、もう少し気を使え」
と言われてしまったのです。
昔から愛想がないと言われていたけれど、おかしくもないし笑えない。
初対面の人と何を話していいか分からない。
せめて失礼がないようにと頑張っていたのに、態度が悪く見えてしまったんだろうか・・・。

教えて!對馬さん
「お世話になっているお客様にあの態度はないだろう」突然先輩に怒られてしまいました。
全く思い当たることがなく、聞いてみると
「ずっとブスっとして笑顔の一つもないし、話しかけられても
「はい」か「いいえ」しか言わないし、もう少し気を使え」
と言われてしまったのです。
昔から愛想がないと言われていたけれど、おかしくもないし笑えない。
初対面の人と何を話していいか分からない。
せめて失礼がないようにと頑張っていたのに、態度が悪く見えてしまったんだろうか・・・。
「愛想がない」といわれてしまう理由はいくつか考えられますが、ASD傾向の人の場合は
表情と口調が主な理由と考えられます。
具体的には、笑みを浮かべることができなかったり、言動がぶっきらぼうだったり、
詰問のような口調になってしまう場合があります。
作り笑顔ができない人もいれば、本当に面白くてもうまく笑えない人もいます。
作り笑いをする意味が分からないというタイプの人もいます。
笑顔は相手を安心させ、その心を和らげる効果があるといわれることからビジネスの場でも
求められるようになり、「営業スマイル」があいさつの機能を持つものになっていると
言ってもよいでしょう。
解決策としてお勧めするのは、「鏡で笑顔を練習してみる」です。
2つのタイプをご紹介しましょう。
■笑みを浮かべることが苦手な人は・・・
鏡を見て練習するのが効果的です。練習のコツは、
・ 額あたりを見る
・ 口の端を上げる
の2つです。漫画や動画など、笑えるような記憶をストックして、それを思い出してみます。
それも難しいという場合でも、まずは「口角がやや上向き」の表情ができれば合格です。
口角が上がっていれば、人は自動的に笑顔と認識します。
まずは口元を意識することから始めてみましょう。
■会話をしながら笑顔を持続するのが難しい人は・・・・
ポイントは最初と最後です。
営業に行った先をイメージすると、初めの挨拶、名刺交換までは意識して笑顔を作るように
しましょう。仕事の話が始まったら、表情のことは考えず、仕事の話に集中しましょう。
話がまとまり最後に「ありがとうございました」と挨拶をするときにもう一度笑顔を作る。
最後に笑顔で終わるだけでも与える印象はかなり変わってきます。
最初と最後だけ意識すれば、大事な話に集中できなくなることもないでしょう。
挨拶練習をするときには、笑顔を作る練習も加えてみましょう。
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