お困りごと
昼休みの社員食堂。あれこれ迷わないように、いつも座るお気に入りの席を決めています。
ある日、運悪くいつもの席に先客がいました。
同じ会社の人だけれど、他部署の人なので話したことはありません。
仕方なくその席の隣に座ったら、相手はビクッとして「ちょっとなんですか」と警戒したような声をあげました。
食堂の席は自由に座っていいはずなのに、「なんですか」ってなんだろう?
いつもの席に座られているから、隣に座っただけなのに・・・・・

教えて!對馬さん
昼休みの社員食堂。あれこれ迷わないように、いつも座るお気に入りの席を決めています。
ある日、運悪くいつもの席に先客がいました。
同じ会社の人だけれど、他部署の人なので話したことはありません。
仕方なくその席の隣に座ったら、相手はビクッとして「ちょっとなんですか」と警戒したような声をあげました。
食堂の席は自由に座っていいはずなのに、「なんですか」ってなんだろう?
いつもの席に座られているから、隣に座っただけなのに・・・・・
たしかに、自由に座れるスペースですから、隣に座っても問題ないように思えます。
ただここで気をつけたいのが「パーソナルスペース」という考え方です。
パーソナルスペースとは、相手との関係性によって「これ以上近づかれると不快・怖いと感じる」空間のこと。
この食堂のエピソードの場合、他に十分な空席があるにも関わらず、知らない人が隣に座ったことで、相手は「自分のパーソナルスペースに踏み込まれた」と感じ、拒否感が出ているのだと思います。
例えばこんな体験ありませんか?
・話しかけたときに相手がパッと距離を取った
・会話中に相手が頭をやや引き気味に動かした
このような行動があったら、相手のパーソナルスペースに踏み込んでしまっていると考えた方がよいでしょう。
ではどうしたらよいか。
■コミュニケーション時の距離を意識
おすすめは、自分の片腕をまっすぐ肩まで伸ばした距離。
関係性の深さや性別・年齢などで多少変わってきますが、まずはこの距離に慣れていきましょう。
■自由席では知らない人の近くを避ける
たくさんの空席がある場合は、なるべく周りに人がいない席を選ぶのがおすすめです。
パーソナルスペースについて、イメージがわきましたか?
他にも人との距離感、ということでは、以下のようなことにも気を付けましょう。
■狭い廊下などでは無理やり押し通らない
2mくらい手前で「失礼します」と声をかけて、お互いに譲り合いましょう。
距離感が近すぎると、相手に不快感や恐怖を与えることがあります。
ぜひ、日常の中から「ちょうどよい距離感」を意識してみてくださいね。
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