お困りごと
報告が苦手です。
「昨日の打ち合わせはどうだった?」と聞かれても、
どこから話していいかわからない。
最初から最後まで報告しているつもりなのに、
「何を言っているのかよくわからない」と言われてしまいます。

教えて!對馬さん
報告が苦手です。
「昨日の打ち合わせはどうだった?」と聞かれても、
どこから話していいかわからない。
最初から最後まで報告しているつもりなのに、
「何を言っているのかよくわからない」と言われてしまいます。


多弁タイプも口下手タイプも、共通する原因は「相手の求めるポイントがわからない」こと。
人は話を聞くとき、相手の話の全てを聞くわけではなく、無意識に重要なポイントを拾い出して理解しようとします。
ですから結論が最後に来る時系列的な話し方では、聞いている人はどこが重要なポイントなのか、迷子になってしまうのです。
■解決策
業務の報告ポイントは「用件」「結論」「理由」「対策案」の4つです。
さらに、良い報告と悪い報告では、それぞれに工夫が必要です。
〇うまくいっている場合
用件 → 結論
〇うまくいっていない点がある場合
用件 → 結論 → 理由 → 対策案
例)用件:A社の発注の件、昨日打合せに行ってきました。
結論:見積の見直しを求められました。
理由:先方の予算を超えてしまっていて、追加は難しいとのことです。
対策案:部品を一部輸入品にすれば、品質は落ちますが、コストカットできます。
この方向性でよろしければ資材部と打ち合わせて見積を作り直しますがいかがでしょう。
ここで注意したいのが、対策案は自分でやれることにすることです。
報告の際に慌てないように、事前に用件、結論、理由、対策案を箇条書きで書き出しておくのもおすすめです。
「教えて!對馬さん」コーナーでは、みなさんの職場でのお困りごとを募集しています。
支援機関や企業のみなさんからのご質問も大歓迎です。
kouhou@sarapore.jpまで、どうぞお気軽にお寄せください!