さらぽれ卒業にあたり
さら就労塾 秋葉原訓練生のKです
この度、就労が決まりブログ執筆をさせて頂く事になりました。
私は1年5ヶ月前にさらぽれへ入所しました。
こうして期間を書けば長く感じますが、あっという間にも感じる月日でした。
私は12歳より疾病を患い、それらの影響により中学時代の学生生活の記憶はほとんどありません。
当然日常生活がままならないのに勉強どころではなく、思うように活動できない苛立ち、理解はされず大人から根性論を振りかざされる空虚感。
高校生活は投げやりでその後も自由気ままに過ごしていました。
もう自分は一般的なレールからは離れた所にいて、就職し勤務する そんなことはありえないことであると悲観的で卑屈に人生を感じていました。
ですがそうやって自分で自分を諦めたらいけなかったのだと思います。
そのため、さら就労塾で学び、就労がしたいと通所するのはとても新鮮な日々でした。
新しい事を吸収し成長できる嬉しさ、肉体的・精神的に伴って活動できる喜び。
通所前は笑顔を忘れそうになる日々でしたが、職員方や訓練生の仲間と過ごす時間によって徐々に笑顔や自分らしさを少し取り戻すこともできました。
さら就労塾では、自己否定することばかりにいってしまいがちな私でしたが、職員方は何度も何度も肯定する言葉をかけて下さりました。
そして、良いところ探しをしてくれるあたたかい心を持った訓練仲間。
皆さんに助けられながら、とても貴重でかけがえのない時間を過ごさせてもらえたと思っております。
これからも、既に就労され頑張っている方、これから就労し活躍されるであろう方達と肩を並べた時に恥ずかしくない自分でいられるように励んでいきたいと思います。
私の住む区では、32年度より教育要項が変わるそうです。
クラスに一人は生きずらさを抱えた子がいる と想定し、どう配慮すれば一緒に進められるのかを考えながら指導を行う。 そんな教育要項になるそうです。
それを聞いた時、こみあげてくるものがありました。
私が過ごしてきた義務教育は足並みを揃えなければ咎められ置いていかれる、そういった風に感じました。
ですが、今後はつまづけばどうすればやりやすいのかを一緒に考えてもらえる。それは大きな変化だと思います。
また、教育要項が変わっても劇的に変わるわけではなく、微々たる変化をしていくのだと思います。
それは企業にもいえることで、理解し受け入れようと考えて頂ける流れがあることは本当にありがたい事です。
これから大きくなっていく子たちが少しでも自信を削がれず、何か配慮を頂ける事で自分の可能性はたくさんあるんだと感じて育っていける世の中になっていくといいですね。
そして私も、配慮を頂けることで自信に繋がるような働きをしていこうと思います。
ありがとうございましたm(`・ω・´)m。