さらぽれの利用から就職までの道のり
皆さん、こんにちは。秋葉原事業所訓練生のヤギです。
この度は就職が決まったので、さらぽれの利用の経緯、一番印象に残っている事、就活、目標の順でご報告させていただきます。
さらぽれの利用の経緯
私は前職を退職後、ハローワークの職員に働く力をより身に付けて就労したいと相談した所、さら就労塾を紹介されました。見学をした際、訓練生のプレゼン発表を見て、人前で話す事が苦手な私にはハードルが高いと感じました。しかし同時に苦手な事を克服できる場所だと考え、さら就労塾に入所しました。
さらぽれで一番印象に残っている事
成果発表会の発表です。はじめは苦手意識が強く、発表する事は無理だと思っていました。それでも発表者になろうと思ったのは、苦手を克服したい、就活を見据えた自己分析、前回の発表者の方が勇気を出して発表した事を知った…等の理由です。資料を作成するまでで、振り返りたくない過去と向き合ったり、自身が働ける状態なのか根拠を示す必要があったので、大変でした。また企業の方々からどんな質問をされるかわからなかったので、職員に協力していただき、自身の答えを明確にしていきました。これらの取組の結果が後の就活の書類作成や面接に活かせたと思っております。そして発表を終えて苦手な事に向き合い挑戦する心、何とかなると思う前向きな思考が身につきました。
就活
苦労の分、長期就労できると考え気合いが入っていました。ただ舐めていました。就活は年齢だけ落ちる覚悟がいる事を知らなかったのです。対人緊張が強く真っ正直過ぎる私は、面接がネックになり実習に行けない状況が続きました。落ち続けていた一番の理由は明確で、企業が安心して仕事を任せられる説得力がなかったからです。具体的に言えば自身の診断名と症状の説明で、どう症状をコントロールしているか、何を根拠に安定しているか示せていませんでした。落ち続けた理由が明確になってからは、診断名と症状、職務経歴とPCスキル、志望動機だけを確実に言えるように絞り込みました。結果、練習の受け答えも良くなり本番でも言い切った達成感を感じるようになりました。それでも自信はあまり無く、いつまで続くのかと不安でした。そんな中、面接をさせていただいた企業に2次面接を受けさせていただきました。面接後にどう思われたか不安でしたが、その後、実習を行って下さいました。5日間の予定でしたが、途中、高熱が出て実習を3日間しか受けられませんでした。休んだ事で落ち込みましたが、翌週に採用のお話をいただきました。私が無理なく徐々に長く働けるように労働時間の配慮もしていただきました。苦労の末、良い企業に出会えた事、認めてもらえた事への喜びでいっぱいです。
目標
当面は職場の環境に慣れ、次第に労働時間を延ばしていき、ゆくゆくはフルタイム勤務が目指します。その後、一人暮らしをしたいです。今まで私は家族に支えられて、精神的な弱さを抱えながらも徐々に社会に向かって進んでいく事が出来ました。だからこそ自立して家族を安心させる為に、一人暮らしは必要だと考えています。
今回の就職に際し、様々な方々のご協力のもと、自身の弱さと向き合い、考えながら実際に行動に移して成長していけたと思います。周囲の訓練生の熱心に取り組む姿勢も私に勇気をくれました。私一人では用心し過ぎて何も行動できずにいたかもしれません。さらぽれに来て本当に良かったと思います。最後になりますが、さらぽれで訓練している時に特に意識していた事、目的意識・向上心・挑戦する心・継続する力・勇気…これらを就労先でも意識し続けて、前職よりも良い就労になるように努力し続けていきたいと思います。